自分のためにお金を使うことが減りました。
昔のように、好きな服を買うことも我慢するようになりました。
けれども、その代わりに増えたものがあります。
家族そろって食卓を囲む時間。
週末に家族で出かける時間。
妻や子どもたちと交わす、
「おはよう」
「行ってきます」
「ただいま」
「おやすみなさい」
そんな何気ない挨拶。
以前よりも、ずっと増えました。
そして今、思うのです。
これ以上の幸せはないな、と。
今あるものに感謝する
確かに、家を買いました。
大きな住宅ローンもありますし、これから先のお金の心配がないわけではありません。
それでも、素敵な工務店さんに出会い、立派な家を建ててもらうことができました。
そして今、その家で家族と暮らしています。
子どもたちの声が聞こえる。
妻と何でもない話をする。
みんなでご飯を食べる。
そんな日常を過ごせることが、何よりもありがたいと思っています。
もっとお金があれば。
もっと自由な時間があれば。
もっと何かを手に入れられれば。
そう思うことも、もちろんあります。
でも、何かを手に入れなければ幸せになれないわけではありません。
むしろ、すでに手にしているものの中に、幸せはたくさんあるのだと思います。
今あるものに感謝する。
当たり前に思えることに感謝する。
そして、できることなら、その気持ちを家族や周りの人たちにも少しずつお裾分けしていきたい。
そんなふうに思っています。
この子も、いつかおじいちゃんになる
先日、長男の寝顔を見ながら、ふと思いました。
この子も、いつかおじいちゃんになるんだな。
今はまだ小さくて、甘えてきたり、わがままを言ったり。
そんな息子も、いつか大人になり、家庭を持ち、歳を重ねていくのでしょう。
その頃には、きっと僕はもうこの世にはいません。
でも、家族で過ごした日々は、きっとどこかに残っているのだと思います。
一緒に食べたご飯。
週末に出かけた場所。
何でもない会話。
毎日の「おはよう」から「おやすみなさい」まで。
一つひとつの出来事を、すべて覚えているわけではないでしょう。
それでも、
家族と過ごした時間が温かかったという記憶は、きっと心のどこかに刻まれている。
そう信じています。
そして、僕自身もまた、そうなのだと思います。
僕の親も、きっと同じような気持ちで僕を育ててくれたのでしょう。
当時は気づかなかったことが、親になった今、少しずつわかるようになりました。
親が僕にしてくれたこと。
僕が息子たちにしてあげたいこと。
そして、いつか息子たちが、その先の家族にしてあげること。
そうやって、何気ない幸せが世代を超えてつながっていくのなら、それはとても素敵なことだと思います。
今日もまた、家に帰る
人生には、きっとこれからもいろいろなことがあるでしょう。
仕事で悩むこともあれば、お金の心配もある。
家族にとって大変な出来事も、きっとあるのだと思います。
それでも、今この瞬間の幸せを、将来への不安だけで見失いたくはありません。
今日も無事に仕事ができた。
無事に家に帰ってこられた。
家族みんなで食卓を囲めた。
子どもたちに「おやすみ」と言えた。
それだけで、十分に幸せな一日だったのだと思います。
いつか振り返ったとき、
特別な旅行でも、豪華な食事でも、高価な買い物でもなく、
こんな何気ない毎日こそが、人生で一番幸せな時間だったと思うのかもしれません。
だからこそ、今を大切にしたい。
息子たちがいつか歳を重ねたとき、家族と過ごした日々を温かく思い出してくれることを願いながら。
そして今日もまた、
無事に仕事をして、
無事に家に帰って、
家族で食卓を囲む。
そんな幸せに感謝して、眠りにつきたいと思います。
