Aの投資商品とBの投資商品と、どちらにしますか問題
現実味を与えてみました。
この金のなる機械が実は太陽光パネルでした Bはインデックス投資でした と仮定するときに 実際にAとBどちらを選択しますか?
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実物が「住宅用太陽光パネル」、Bが「低コストのインデックス投資」なら、私は基本的にはBを選びます。
ただし、補助金が非常に厚く、自己負担が半分程度まで下がるなら、Aもかなり有力です。ここは先ほどの抽象モデルより、少しAに厳しく評価します。
理由は、太陽光は「金融資産」ではなく、家に固定された設備投資だからです。インデックス投資なら、世界株式のような広範な指数は数千銘柄に分散され、いつでも換金できます。たとえばMSCI ACWIは世界の投資可能株式市場の約85%をカバーしています。もちろん大幅下落はあり得て、過去には最大約58%のドローダウンもありますが、設備故障・撤去という固有リスクはありません。
一方、2026年度の住宅用太陽光10kW未満のFITは、初期投資支援型になっていて、最初の4年間24円/kWh、その後5〜10年目は8.3円/kWhです。国自身も「初期投資回収を早める」という設計にしています。(エネルギー庁)
ここは太陽光にとってプラスです。
ただ、私なら次のように見ます。
| 太陽光 | インデックス | |
|---|---|---|
| 期待収益 | 比較的読みやすい | 不確実 |
| 価格変動 | 小さい | 大きい |
| 流動性 | ほぼない | 非常に高い |
| 分散 | 自宅1か所に集中 | 世界中に分散可能 |
| 故障 | あり | なし |
| 管理 | 必要 | ほぼ不要 |
| 将来の撤去 | 必要 | 不要 |
| 複利 | 弱い | 非常に強い |
| 補助金 | あり得る | 基本なし |
| 自家消費 | 電気代上昇へのヘッジ | なし |
この最後の「自家消費」は、太陽光を単なる投資として考えてはいけない重要なポイントです。
発電した1kWhを自宅で使えば、その価値は「売電価格」ではなく、買わずに済んだ電気料金です。住宅用10kW未満は、自家消費した残りを売る仕組みです。(エネルギー庁)
ですから、
太陽光=売電投資
というより、
太陽光=電気代の先払い+エネルギー価格上昇に対するヘッジ
と考える方が適切です。
ここまでなら、「だったらAもいいじゃないか」となるのですが、私がなおBを選ぶ最大の理由はオプション価値です。
200万円をインデックスに入れれば、10年後でも「200万円を投資した事実」が資産として残っています。途中で住宅を売る、教育費に使う、別の投資に振る、といった自由があります。
太陽光に200万円を入れると、それは屋根に固定されます。
しかも将来は廃棄問題があります。2026年には太陽光パネルの再資源化を促進する法律も成立しており、環境省は2030年代後半以降に年間最大50万トン程度の大量廃棄を見込んでいます。現在のリサイクル費用だけでも8,000〜12,000円/kW程度で、これには解体・撤去・運搬が含まれません。(環境省)
したがって、**「今200万円払って20〜30年後の設備責任まで背負う」**ことになります。
ここがインデックスとの決定的な違いです。
ただし、例の100万円補助が本当にあるなら話は別です。
200万円のシステムを、
自己資金200万円 → 私ならインデックス
ですが、
自己資金100万円+補助金100万円 → 太陽光も選択肢
になります。
さらに私なら、
100万円で太陽光を設置
+残り100万円をインデックスへ
という組み合わせをかなり高く評価します。
なぜなら、これなら
- 太陽光の補助金メリットを取る
- 電気代上昇をヘッジする
- 100万円は金融市場で複利運用する
- 資産を太陽光だけに集中させない
という形になるからです。
なので、私自身なら優先順位はこうです。
補助金なし
→ 200万円すべてインデックス
50万円程度の補助
→ まだインデックス寄り
100万円程度の補助
→ 太陽光100万円+インデックス100万円をかなり真剣に選ぶ
太陽光が100万円以下の自己負担になり、南向き・影なし・屋根条件良好
→ 太陽光を導入する可能性が高い
逆に、補助金が出るという理由だけで200万円の太陽光を買うことはしません。
そして、今回の比較で実は一番重要なのは、太陽光パネルの「200万円」という価格ではありません。
年間発電量が何kWhなのか。
年間自家消費率が何%なのか。
補助金後の実質負担はいくらなのか。
この3つです。
もし実際にご自宅へ太陽光を載せるかどうかを考えているのであれば、見積書の容量(例:6.5kW)、設置費用、補助額、年間予測発電量が分かれば、
「太陽光を載せた場合」と「同額をオルカン等に入れた場合」の30年間の資産差
まで計算できます。これならかなり明確に「載せる・載せない」を判断できます。
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Aの金のなる機械を太陽光パネルだと仮定すると話はずいぶん変わるようですね。
では、ちょっと意地悪ではないですが
本質的な価値に関して切り込んでいきたいと思います。
次の質問は、
30年後の太陽光パネルは劣化しています。インデックス投資はその流動性から、常に新しいと言えるでしょう。そうなるとリターンの上限は太陽光パネルは「知れている」。一方でインデックス投資は、分散、無形、流動性、から圧倒的に優れているのではないかと思います。
いかがでしょうか?
続く
