投資商品のAかB論争の続きです。
「Aの金のなる機械」に対して 国策として補助金が100万円出るとします。 だとしたら、やりますか?
と質問を追加しました。
・・・・・・・・・・
補助金100万円が出るなら、かなり話は変わります。
Aは実質的に、自己資金100万円で「10年間で200万円を回収する機械」を持てることになります。単純化すると、最初の10年間だけで自己資金100万円に対して200万円のキャッシュが返ってくるので、補助金なしのAより投資効率はかなり改善します。
ただし、私ならそれでも条件付きでAです。理由は、補助金で「入口」は一気に魅力的になりますが、出口の廃棄100万円と故障50〜100万円という重い負債は消えていないからです。
たとえば10年間で200万円回収したところで、自己資金100万円に対しては十分プラスです。しかし、その直後に故障して100万円、さらに廃棄で100万円かかるなら、利益はほとんど吹き飛びます。一方で、10年後も故障せず、その後10年間、月1万円=年12万円を稼いでくれるなら、Aはかなり面白くなります。
なので私の判断はこうです。
補助金なしならBを選ぶ。
100万円補助ならAを真剣に検討する。
ただし「補助金が出るから買う」はしない。
特に重要なのは、補助金を除いた事業そのものが優秀かどうかです。補助金は100万円の利益を生むのではなく、最初に100万円安く買えるだけです。その後20年近く、故障・保守・撤去というリスクを自分が引き受けます。
そして、ここには面白いポイントがあります。Bに100万円を投じると、年5%なら20年後には約265万円です。一方Aでは、国から100万円をもらえることで、自分の100万円で200万円の設備を取得できる。
つまり補助金は、Aに非常に大きなレバレッジを与えています。
だから、
「200万円の機械が100万円で買える」
と考えるとAは魅力的ですが、
「将来100万円で捨てなければならず、途中で50〜100万円の修理リスクがある資産を100万円で買う」
と表現すると、少し見え方が変わります。
私なら、耐用年数が20年以上期待でき、10年間の重大故障確率が低いならAを選ぶ可能性が高いです。逆に15年程度で寿命が来そうなら、補助金100万円があってもBを選びます。
そしてこの条件まで入ると、次にIRRを計算する価値がかなり出てきます。たぶん「補助金100万円」という条件が、AとBの優劣が入れ替わる境界にかなり近いです。
・・・・・・・
なるほどね。
数字の上では「補助金の破壊力」はかなりもののようですね
では、
では補助金の有無で 内部収益率を計算してください
と質問してみました。
続く
