僕には8歳年下の弟がいる。
弟も医師をしている。
弟は、僕とは正反対の性格で弱音を吐かない。
ただ怒らせたら家族で一番怖い。
僕は真面目に勉強して、医学部に現役で合格した。
弟は、高校3年間ほとんど勉強しなかったので2浪して合格した。
やつは、お年玉で親に内緒でPSPを買って、ずっとモンスターハンターをして高校時代を過ごしていた。
現役のセンター試験の点数は、箸にも棒にもかからない。得点率7割くらいじゃないかな。
ヤツが浪人する時、僕は医師3年目だった。
仕方なく、僕の住む街のS台予備校に通うということで、
寮が可哀想という親心を汲み取って、節約も兼ねて、
自分の部屋に居候させた。
1浪目はどこを受験したか知らないが、見事に不合格。
まあ1年勉強したくらいで合格できるほど甘くはない。
2浪目で奇跡の合格。
これくらいで居候やめてくれないと困るしな。
思い返すと、それなりにうまく切り抜けたな、と。
でも、驚いたのは入学してから。
弟は、これまで全く勉強してこなかったせいか、
大学に入ってからかなり真面目に頑張ったようで、
好成績で医学部を卒業した。
そして今も、医師として活躍している。
弟は、連絡しても全く反応がない。
かれこれ数年会っていない。
連絡もしていない。
でも、兄弟ってのは不思議なもんで、
どこかで頑張っている気がするし、
悩んでもいる気がするし、
でも彼が自分の人生を歩んでいる気もする。
不思議な繋がりだ。
今日も2人で仲良く遊んでいる長男と次男をみて、
こいつらもいつか、別々の道で、ほとんど会わなくなっちゃうのかな、と寂しく思う。
でもそれぞれの人生があるから。
でもずっとみんな繋がっているから。
しみじみと、そんなことを思う今日この頃だ。
B’z / Brotherhood
「道は違っても一人きりじゃないんだ」
兄弟のことを思うと、ふとこの曲を聴いてしまう。
Oyaji Diary
