一度QEで危機を乗り越えると、次の危機でもQEを使わざるを得なくなります。
市場もそれを期待する。
政治もそれに依存する。
金融機関もそれを前提に動く。
すると、中央銀行のバランスシートは、危機のたびに膨らみやすくなる。
リーマンショックで膨らみ、
コロナショックでさらに膨らみ、
その後、インフレがやってきた。
つまり、金融市場を守るために供給されたお金の副作用が、時間差で実体経済に回ってきたとも考えられます。
もちろん、インフレの原因はQEだけではありません。
コロナによる供給制約。
財政支出。
エネルギー価格。
地政学リスク。
労働市場の変化。
さまざまな要因があります。
しかし、中央銀行と政府が大量の流動性を供給したことが、資産価格と物価に大きな影響を与えたことは否定しにくいと思います。
