「株を持っているとお金がもらえるって本当?」
そんな疑問から始まった私の投資の旅。なかでも「配当金」という仕組みは、資産を育てながら“今の生活”にも役立つ、まさに心強い味方です。
この記事では、
・そもそも配当金とは?
・株の買い方は?
・配当金の利回りはどこで見る?
・いつ・どうやってもらえるの?
・税金はどのくらいかかる?
・給与所得との違いは?
といった疑問に、初心者にもわかりやすく丁寧にお答えしていきます。
投資は難しそう…と思っている方も、この記事を読めばきっと第一歩を踏み出せるはずです。
将来のためだけでなく、今を少し豊かにするための「高配当株投資」について、一緒に学んでみましょう!

以下に、「配当金の仕組み」について、税制や実務面も含めて初心者向けにわかりやすく、複数のセクションに分けて解説します。
1. 株式はどうやって買うの?

株式を購入するには、まず「証券口座」を開設する必要があります。代表的なネット証券は以下の通りです。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- 松井証券など
開設にはマイナンバーカードや本人確認書類が必要です。
口座開設後、銀行口座から資金を入金し、株式を購入します。
【ポイント】
・スマホアプリでも簡単に買付可能
・1株から購入できる「単元未満株制度」もあり(SBI証券のS株など)
2. 配当金の仕組みとは?

配当金とは、企業が上げた利益の一部を株主に還元するものです。
企業は「1株あたり◯円」といった形で配当額を発表します。
【例】
ある企業の株価が1株4,000円で、1株あたりの年間配当が160円なら
⇒ 配当利回りは4%(160 ÷ 4,000 × 100)
【種類】
- 中間配当:年度の途中に支払われる
- 期末配当:年度末に支払われる
- 特別配当:一時的な利益を還元するための臨時配当
3. 配当利回りはどこで見るの?

証券会社のサイトや、株式情報サイトで簡単に確認できます。
代表的なサイト:
- 株探(https://kabutan.jp/)
- Yahoo!ファイナンス
- 各証券会社の株式情報ページ
【表示例】
「配当利回り:4.2%」
これは「株価に対して年間どれだけ配当が出るか」の目安を示しています。
4. 配当金はいつもらえるの?

配当金を受け取るためには、企業が定めた「権利確定日」に株を保有している必要があります。
【流れ】
- 権利確定日(株主として記録される日)
- 権利付き最終日(この日までに株を買っていないとダメ)
- 支払い開始日(約2〜3ヶ月後が一般的)
【例】
- 3月末が権利確定日の場合 → 支払いは6月前後
5. 配当金の受け取り方と入金先
配当金の受け取りには注意が必要です。受け取り方を間違えると余計なコストがかかる可能性があります。

配当金の受け取り方は主に3つあります:
- 証券口座での受け取り(おすすめ)
→ 自動で入金され、再投資がしやすい。 - 登録した銀行口座での受け取り
→ 現金化して使いたい場合はこちら。 - 郵便局での受け取り(配当金領収証)
→ 郵送された書類を使って受け取る旧来の方法。
【初心者には証券口座受け取りがシンプルでおすすめ】
初心者が配当金投資を行うなら、
「ネット証券口座で株式を保有」し、「配当金の受取方法を株式数比例配分方式に設定」するのがベスト。
これで自動的に適切な税率(20.315%)で源泉徴収され、手間なく正しく配当金を受け取ることができます。そして、NISA口座で保有していれば、そもそも非課税で満額受け取れるというメリットもあります。
6. 配当金にかかる税金は?

通常、配当金には**20.315%**の税金が源泉徴収されます。
- 所得税:15%
- 住民税:5%
- 復興特別所得税:0.315%
【例】
配当金が10,000円の場合
→ 税引き後受取額:約7,969円
【注意点】
- 特定口座(源泉徴収あり)を選んでおくと確定申告不要
- 総合課税 or 申告分離課税の選択で税金の取り戻しが可能な場合も
7. 給与所得との違いとは?

最大の違いは税率と手取り感覚です。
項目 | 配当金 | 給与所得 |
---|---|---|
税率 | 一律20.315%(源泉徴収) | 所得に応じて最大55%まで |
社会保険料 | 原則不要 | 給与から天引き(健康・年金など) |
手取り感覚 | 税引後が即手取り | 額面から多くが差し引かれる |
たとえば、配当金で月4万円の手取りを得るには、給与だと月8〜10万円の昇給が必要。
これが「資本家が有利」と言われる一因です。
8. NISAとの関係(節税のポイント)

NISA(少額投資非課税制度)を活用すると、配当金に税金がかかりません。
【新NISA(2024年〜)の概要】
- 年間240万円(成長投資枠)まで非課税で投資可能
- 配当金や売却益が非課税
- 最大1,200万円の非課税枠(つみたて+成長)
つまり、配当利回り4%の商品に1,200万円投資すれば
年間約48万円、月4万円の配当を非課税で受け取れる仕組みです。
締めに:なぜ配当金の仕組みに注目すべきか?

この仕組みを知ることで、
「働いて得るお金」と「お金に働かせて得るお金」の違いがはっきりします。
そして気づくはずです。
社会は“労働者”よりも“資本家”に優しい構造になっているということに。

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