" /> 不幸は感情であり、幸せとは意思である③ 人間万事塞翁が馬 | おのれの緒  〜い・しょく・じゅう〜 

【生】不幸は感情であり、幸せとは意思である③ 人間万事塞翁が馬

’い’ 生きるヒント
幸せのレシピ

 

 本質を考える医師です。

 自分の好きな話に「人間万事塞翁が馬」という故事があります。

 昔、小学生くらいの時に、ビートたけしが司会をする「平成教育委員会」という番組があり、その中で知りました。小学生ながらに楽しさもありながら学びの多い番組だと記憶しています。

 「損することは断捨離である」という自分の考えの基礎となった話なのかなと思います。

どんな話?

 「人間万事塞翁が馬」(じんかんばんじさいおうがうま)は、中国の古い故事で、人生の幸不幸は予測できず、一見不運に思えることも後になれば幸運に転じることがある という教えです。

故事の内容

昔、中国🇨🇳の北方の国境近くに「塞翁(さいおう)」と呼ばれる老人👴が住んでいました。ある日、彼の飼っていた馬🐴が逃げてしまいました。

🔹 村人たち👥:「お気の毒に!なんと不運なことか!」
🔹 塞翁👴:「これが幸運になるかもしれないよ。」

しばらくすると、逃げた馬🐴が立派な駿馬🎠🎠🐎を連れて帰ってきました。

🔹 村人たち👥:「おめでとうございます!なんと幸運なことか!」
🔹 塞翁👴:「これが不運になるかもしれないよ。」

ある日、塞翁の息子👦がその駿馬🎠に乗っていたところ、落馬して足を折ってしまいました🩼。

🔹 村人たち👥:「お気の毒に!なんと不運なことか!」
🔹 塞翁👴:「これが幸運になるかもしれないよ。」

その後、戦争⚔️が始まり、若者たちは徴兵されて戦場へ向かいました。しかし、塞翁の息子は足を骨折していたため、徴兵を免れました。

🔹 村人たち:「あなたの息子さんは助かった!なんと幸運なことか!」
🔹 塞翁:「これが不運になるかもしれないよ。」

この故事の教訓

この話が示すのは、目の前の出来事を「幸・不幸」と決めつけるのは早計であり、何が本当に良いことか悪いことかは、後にならないと分からない ということです。

現代に当てはめると?

  • 仕事で失敗した → でも、それが新たな学びや成長につながるかもしれない
  • 失恋した → でも、そのおかげで本当に合う相手と出会うかもしれない
  • お金を失った → でも、その経験から本当の大切さに気づくかもしれない

損することは断捨離である

 自分が大事にしている「損することは断捨離である」 という考え方の基礎となった「人間万事塞翁が馬」というお話を紹介しました。短期的な視点で「損=不幸」と決めつけず、長期的な視点で「この出来事がどんな未来につながるか」を見極めることが大切、ということですね。

それでは幸せとは何か?

 自分は究極の幸せとは凪のような穏やかな心だと思っています。心の平穏です。どんなことが起きても動じない心さえあれば何が起きても怖くない。場合によっては「死すら克服できる」と考えています。

 心が湧き踊り高揚するような出来事も素敵ですが、アドレナリンが出るような幸せは麻薬のような存在であり、慣れてしまうと「もっともっと」欲しくなってしまいます。「我唯たる心」を持って、ここにある穏やかな「今」に幸せを感じるオキシトシンが出るような時間に本来の幸福があると感じています。

 損することと不幸に関して考察してきましたが、お次は幸せとは何か?に関して深く考えてみたいと思います。

リンク
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 👉 https://onorenoo.com/【生】不幸は感情であり、幸せとは意思である③/
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