運がいいこととは、適切な時期に適切な人や出来事に遭遇することだと思っています。
他にも適切な時期に、良い本、良い言葉、良い考えなどにも出会えることもだと思います。
この繰り返しが、我々の生活や命を良い方向へ導き、魂を成長させてくれると。
それには普段から自分や家族の生活や日本が良くなるためのアンテナを貼る必要があると考えています。
最近、どんなことにアンテナを張っていたのか
最近はブログのネタとしても
今自分がなんとなく正しいと感じていることの根拠を探すという意味においても
食と健康に関しての興味深い情報はないか?と思っていたところです。
医中誌やPubMedなどで検索にかかる本格的な医学論文などもいいのですが
そういった研究や最先端をいく学問はどこか現実世界や我々との実生活との乖離があるように思えて読んでいて感心はすれども、それを誰かに伝えたいという情熱が湧くということは滅多にありません。
これらのお堅い文章ではなくてもっと読みやすい本などで自分の需要を満たしてくれるものはないのか?できれば西洋医学や代替療法などのどちらにも偏らずに人間の生活の本質を正すことに焦点を当てたようなものはないか。
貯蓄型保険不要論者が掛け捨ての生命保険は必要であるというように、自分は西洋医学の多くの部分は役に立つと考えているのですが、ただそれはあくまでも人間の生活や自然に備わった力を引き出すためのツールでしかないと考えています。
ここ最近そのような知識や考えを後押ししてくれるような書籍との出会いを欲していました。
やっぱりあった良い書籍との出会い
たまたま、息子たちが借りてきた絵本を図書館に返しに行った時、なんだか少しソワソワした感覚がありました。
たまたま図書館の前に、「リサイクル資料」があって、20冊ほどの処分予定の書籍が箱に無造作に入れられていました。普段から本を読まない自分に、「読んでみたい」と思うような本が見つかる確率はかなり低いはずです。
長年、図書館にお勤めした古びた本の中に、「がんに効く生活」という分厚い本を見つけました。
その瞬間、「これだ」と思いました。
初めて、子供たちの絵本以外に、自分のためにリサイクル図書を持って帰った経験でした。
何に疑問を感じているのか?
日本ではここ何十年もかけてがん患者は増え続けています。
一方でアメリカはどうだろうか?がん患者の数は減少傾向にあるようです。
日本の医療者は不真面目なのか?そんなことはなく、むしろ真面目にガイドラインなどの「決め事」を守っているし、最新の医学情報のアップデートには労を惜しんでいないと思います。ただし当たり前ですが、医療者ががんを治療することと、日本人のがん患者数とは関係ありません。だからこそ、我々は、癌に対して、「なったらどうするか」ばかりを考えます。そうではなくて「ならないためには何を大切に生活すれば良いのか」が大事だと思います。生活との関係を考えていくことが疎かになっていると思います。
そこで海外で書かれた「がんに効く生活」ダヴィド・S. シュレベール著の本の中に、我々日本人が疎かにしてしまったことが書かれているのではないか?と感じています。
この本の著者は医師でありながら自身ががんに罹患した経験を通して、がんとの向き合い方やがんにならないための本質的で、現実的な人間の生活や命のあり方を伝えようとしています。
そして決して西洋医学を否定していません。その必要性も訴えながら、それだけでは不十分であることを伝えようとしています。医学的な考察から人間社会の変化までといった大きな視点でその原因と対策を考察しています。
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