大学病院の勤務医です。
高市総裁が誕生しました。
就任の場で「馬車馬のように働く」と発言したことが、一部の議員やメディアで批判を呼んでいます。
「人間は馬ではない」「ワークライフバランスを軽視している」と。
報道によると
・高市早苗氏は、自民党の総裁就任あいさつで、国会議員らに向けて「馬車馬のように働いてもらう」「ワークライフバランスという言葉を捨てる」などと発言したと報じられています。
・反発も出ており、共産党の志位議長は、「人間は馬ではない。公党の党首が使ってよい言葉とは思えない」と発言しています。
・一方で、「比喩表現だ」「実に下らない批判だ」との反論の声も出ています。北村晴男参議院議員は、志位氏の批判に対して「実に下らない批判」などと述べたという報道もあります。nikkansports.com
・落語家の立川志らくも、志位氏らを“辞書を引け”などと揶揄しつつ、「馬車馬というのは人の働き方を例える言葉」などと擁護する向きもあります。東スポWEB
どう思われましたか?
多くの人は「覚悟を持って頑張ってくれんだろうな」と期待したと思います。
僕はこの批判するような報道を見て、率直にくだらないと感じました。
なぜなら、それは比喩に過ぎないからです。
そして、政治家というのは「国を背負う」という覚悟を持って出馬した人間であり、
「馬車馬のように働く」という言葉に込められたのは、まさにその“覚悟”の象徴だと感じています。
国民からの血税
防衛費増税
と表現するならば
それぐらいの覚悟で取り組むのです。
僕ら勤務医が
勤務時間外が過ぎたからと言って
手術の途中でメンバーが全員交代したら??
責任感が薄弱すぎませんか?
国会議員になるということは、国民の生活を預かるということです。
また国民を守るということです。
当然、その責任は一般の仕事とは次元が違うと思います。
それほどの熱量と覚悟を持って政治に挑む人が、いったいどれほどいるだろうかと疑問に思います。
既得権益への参入権を得るために立候補しているわけではないと思いたいです。
もちろん、「働きすぎてはいけない」「健康も大事だ」という意見も理解できます。
だが、それを“馬車馬”という表現に結びつけて叩くのは、あまりに表層的な批判だと思います。
言葉を切り取って意味を捻じ曲げ、発言そのものを否定しているように思います。
そんな報道姿勢こそ、思考停止の象徴に見えます。
大事なのは、比喩の是非ではなく、その裏にある覚悟の本質だと感じています。
それを理解せずに「言葉狩り」ばかりをする国では、
誰も本音を語らなくなってしまうでしょう。
馬じゃないなら「出馬」もするなという声もあるようです。
でも、そんな意見も馬耳東風かもしれません。
決意くらい語っていいでしょう
夢くらい語っていいでしょう
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