初期費用180万円を太陽光と蓄電池のコンボに投資するくらいならば
同額を優良なインデックスファンドに入れておいた方がいいのではないか?
と、いうことで
180万円ならばNISAで運用可能な範囲なので
(NISAは年間360万円まで)
課税されずに増えた分をそのまま利益となります
とうことで、
同額を優良なインデックスファンドに20年間運用した場合を
考えてみたいと思います。
1. 前提条件
株式市場の不安定さや最近のバブルに関して
リスクや暴落を警鐘する人もいますが
今後どうなるかわからないというリスクは
いったん置いておいて
これまでの株式市場の成績の平均値である年利5〜7%を目処に
初期投資額180万円
20年間の運用期間
たぬきの皮算用をしてみたいと思います
項目 | 数値 |
---|---|
初期投資額 | 180万円 |
投資対象 | 世界株式インデックス(例:S&P500、オルカンなど) |
期待年利 | 5〜7%(長期平均値) |
運用期間 | 20年間 |
税金・信託報酬 | 考慮せず概算(実際は20%課税) |
2. 太陽光 vs 投資の比較
A. 太陽光+蓄電池(補助金フル活用)
これは前回記事の復習です。
最高のシナリオで以下の通りです。
- 年間電気代削減:15万円
- 20年間累計:300万円
- 初期費用:180万円
- 純利益:+120万円(20年間ノーメンテ理想シナリオ)
※現実的には更新費(パワコン・蓄電池交換)で +50〜80万円程度に下がる。
B. インデックス投資
次にインデックス投資として運用した場合です。
年利5%(保守的)
180万→477万円
- 利益 = 297万円
年利7%(過去のS&P500平均)
180万→696万円
- 利益 = 516万円
3. 比較表
項目 | 太陽光+蓄電池 | インデックス投資(年5%) | インデックス投資(年7%) |
---|---|---|---|
20年後の総価値 | 300万円 | 477万円 | 696万円 |
純利益 | +120万円 | +297万円 | +516万円 |
年平均利回り | 2.6% | 5% | 7% |
4. 太陽光投資の特徴
というわけで
投資という側面から見た太陽光発電はいかがでしょうか?
メリット、デメリットを整理します。
メリット
- 電気代が確実に下がる(元本保証型)
- 災害・停電時のレジリエンス価値
- CO₂削減・ZEH評価など非金銭的メリット
デメリット
- 金融投資と比べると利回りが低い
- 設備劣化・故障リスク
- 屋根リフォームや引っ越し時に追加コスト
- 初期費用が「一括払い」で資金拘束される
5. 結論
- 経済性だけで比較すると
インデックス投資 > 太陽光+蓄電池
となる可能性が極めて高い。 - 太陽光+蓄電池は「利回り2〜3%の安全資産」と見なすのが妥当??。
- 一方、インデックスは平均5〜7%のリターンを期待できるが、短期的な変動リスクがある。
6. 使い分けの考え方
目的 | 向いている選択肢 |
---|---|
電気代の安定削減・災害対策重視 | 太陽光+蓄電池 |
純粋な資産形成・最大利益追求 | インデックス投資 |
両立したい場合 | 太陽光は4kWのみ → 蓄電池後回し、余剰資金は投資へ |
まとめ
経済性だけを求めるなら、180万円を優良インデックスで20年間運用した方が利益は2〜4倍になる可能性が高いです。
太陽光+蓄電池は「金銭的リターン+災害時の安心」という複合的価値をどう評価するかがポイントになります。
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