太陽光発電のデメリットを具体的な計算から考えてみる②

お金・投資

前回の続きの検討です。
どうやら最高のシナリオでも回収には15年程度かかるかもしれません。

では、これを少し切り口を変えて
投資としてみてみましょう。

投資として計算してみる

補助金が最大限活用できて、
20年間まったく故障・交換がなく順調に運用できた理想シナリオ
計算してみます。

前提条件は以下

項目数値・条件
太陽光システム4kW、150万円
蓄電池10kWh、140万円(標準価格)
東京都補助金太陽光40万円+蓄電池70万円=110万円
補助金適用後の実質初期費用150 + 140 – 110 = 180万円
年間メリット(電気代削減)15万円(売電+自家消費)
運用コスト0円(20年間無故障・無交換想定)
物価・電気料金上昇考慮せず固定(最も保守的に)

20年間、毎年15万円が浮く場合:総削減額 = 300万円
ここから初期費用を差し引くと、純利益:+120万円
年率 2.6%の確定利回りに相当

これは普段から「金利」や「複利」に詳しい方からすると
あまり投資のうまみのない利率だということがわかるでしょう

デメリットも加味すると

実際は10〜15年でパワコン交換(15〜20万円)
蓄電池は15年を超えると性能劣化・交換が必要になるため、
20年完全ノーメンテはほぼ非現実的です。

現実にはこれらを加味して純利益は+50〜80万円程度になる可能性が高いです。
これは平均利回り1.3〜1.9%

結論
経済性だけで見ると、補助金フル活用でも20年でプラス120万円が限界
→ 年2.6%と低めで、純粋な投資商品としては魅力薄。

でも、実際はメンテナンス費用を考えるとプラス80万の年利1.5%ほどの投資

え?ってことは
暴落が来るって最近噂の株式市場ですが
インデックス投資の方がましじゃないの?という話ですね。

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