ロシアは資源大国、それでもウクライナにこだわった理由「ロシアは資源に困っていなかった──ウクライナ戦争の裏にある“圧迫と反発”の構図」

陰謀論・ニュースのミカタ

トランプ大統領が公約に挙げている🇷🇺🇺🇦問題ですが、そもそも、目的はなんだったのか?

ニュースをみていてもよくわかりません。というより、テレビをあまり見ないのでどう報道されているのかよくわかりません。ただ、一方的にあロシアが悪というスタンスで報道されているのは知っています。

色々調べていくと、プーチン大統領というのは自国を守るという点で優秀なリーダーであるということです。確かに、戦争という文脈を一旦切り離して見ると、プーチン大統領の政治的手腕や交渉力は世界的にも評価される部分があります。

キッシンジャー氏が話ができるのはプーチンくらいだと言っていた。というのは非常に説得力のあるエピソードです。プーチンは短期的な人気取りよりも、ロシアの地政学的利益を長期的に守ることを優先する傾向があります。
特にエネルギー資源や国境安全保障に関しては、20年以上にわたり一貫した方針を維持してきました。

この資源という切り口で🇷🇺🇺🇦問題をみていきたいと思います。

ロシアは石油・天然ガス・石炭・パラジウム・ニッケル・チタンなど、主要な戦略資源をほぼ自給できる世界屈指の資源大国です。
開戦前、EUの天然ガス輸入の4割以上はロシア依存であり、資源不足のために侵攻する必要性は低かったといえます。


EUとNATOがウクライナ資源に接近

それでもロシアが警戒したのは、EUとNATOによるウクライナへの接近です。
ウクライナは以下の戦略資源を豊富に有しています。

  • リチウム:EVバッテリーの必須素材(欧州最大級の埋蔵量)
  • チタン:航空宇宙・軍需産業で不可欠
  • レアアース:電子機器や高性能磁石に必須

戦争前から欧米企業はウクライナで採掘権を確保し、西側資源供給網に組み込む動きを強めていました。これによりロシアを資源外交で孤立させる包囲網が形成されつつありました。

このNATO拡大や対露包囲網の強化を推進する傾向を持つ世界覇権維持を重視する組織ネオコンと呼ばれている人たちです。そして彼らは軍需産業との結びつきが強く、戦争の長期化は米国の防衛産業にとって利益をもたらす構造も存在します。


ロシアが感じた三重の圧迫

ロシア視点では、この状況は「資源を直接奪われる」だけでなく、国家戦略上の重大な脅威でした。

  1. 軍事的圧迫:NATO加盟国が国境に迫ることで安全保障リスクが増大。
  2. 経済的圧迫:ウクライナ資源が西側支配となり、影響圏が縮小。
  3. 地政学的圧迫:黒海・輸送ルート・軍事拠点の西側化。

ウクライナ資源の西側支配化NATO東方拡大といった圧迫要因が強く作用した構造です。ネオコンがウクライナのNATO加盟志向を後押ししたことは、ロシアの安全保障上の警戒心を最大化させました。


公には語られない本音

国際政治では「資源のために戦争をした」とは表立って言いません。
代わりに「民族保護」「安全保障上の脅威」「歴史的領土の回復」といった理由が前面に出されます。
しかし、資源利権と地政学的圧迫が意思決定を左右することは否定できません。


まとめ:単純な善悪論では見えない構図

  • ロシアは資源的に困っていなかった。
  • しかし、EU・NATOの接近により経済・軍事・地政学の三重圧迫が発生。
  • それが「防衛」や「反発」という名目での侵攻を後押しした。

ウクライナ戦争は民主主義と独裁の単純な対立ではなく、資源と勢力圏をめぐる多層的な争いとして理解する必要があります。根が深いわけです。実際には、2014年に始まったドンバス戦争が2022年にエスカレートしたというふうに捉えている識者も多いです。

**安全保障(ネオコン)+経済(グローバリズム)**が連動することで、ウクライナは西側の前線基地かつ資源拠点という位置づけになります。

さて、そうなるとプーチン、トランプの会談は日本のオールドメディアにしてみればどちらも悪に見せたい対象ですのでどう報道するか??注目しながらネットを眺めています。

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