浪費は人生を滅ぼすし、豊かにもする

エッセイ

お金のことを考えるとき、僕はよく「社会の仕組み」から逆算します。
でも、人生はお金よりずっと複雑で、ずっと難しい。
幸せなんて、結局は人それぞれです。

資産形成という面だけを見れば、やれることはいろいろあります。
残価設定で車に乗らない。
賃貸でライフステージに合った家に住む。
不要な保険に入らない。
そういう“財テク”は、たしかに効く。

けれど、その先に増やした資産が、幸せを保証してくれるとは限りません。

やはり、お金は使ってなんぼ。
そして、お金は「使える時間」があってこそ価値を持つ。
増やすことが目的になった瞬間に、人生は本末転倒になってしまう。

浪費こそが豊かな人生――。
僕は、そういう面が確かにあると思っています。
そして忘れてはいけないのは、「浪費」という言葉が、必ずしも悪い言葉ではないということです。

全てそうですが、物事には両義性がある。
浪費にも、いい浪費と悪い浪費がある。

だから大事なのは、よく考えながら過ごすこと。
幸せのアンテナを貼り続けること。

今この瞬間、自分はどんな気持ちで過ごしているのか。
機嫌良く過ごせているのか。
もし機嫌が悪いなら、どうしてなのか。

自分を客観的に見られることは、人生においてとても重要だと思います。

人生の主役は自分でいい。
でも同時に、この広い世界の中で、自分が果たしている役割なんて、ほんのわずかでもある。
だからこそ、サボってもいい。
弱音を吐いてもいい。
代わりなんて、いくらでもいる。

そんなに真面目に生きなくてもいい。
肩の力を抜いていい。

心は自由に。
人には優しく。

そうしていつか、
この世で集めた素敵な思い出とともに、
神様が迎えに来てくれる――
僕は、そんなふうに信じています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました