本質を考える医師です。
資産運用・資産形成を確実に行いたい。そんな想いから、私は本格的に投資の勉強を始めました。
そこでまず学んだのは、
「負けないことが何より大切」
というシンプルだけど本質的な教え。
そして負けにくい投資法としてたどり着いたのが、再現性の高いインデックス投資です。
投資初心者には投資信託から始めるのがオススメ

株式投資と聞くと、
- 「どの会社の株を買えばいいの?」
- 「大損しないか心配…」
など、不安が先に立つ方も多いと思います。
たしかに、個別株投資は特定の企業に依存するため、倒産や業績悪化のリスクが大きいもの。
そこで初心者の味方となるのが、投資信託です。
投資信託とは?

投資信託とは、プロの運用者(ファンド)が多数の投資家から資金を集め、
- 株式
- 債券
- 不動産 など
複数の金融商品に分散投資してくれる仕組み。
投資信託の魅力
- 少額(100円〜)から始められる
- 1つの商品で分散投資が可能
- 積立投資で時間的リスクも分散できる
『卵は一つのカゴに盛るな』
これはまさにリスク分散の本質であり、投資信託の強みでもあります。
インデックス投資とは?

投資信託には多くの種類がありますが、その中でも再現性が高く、初心者に適しているのが
インデックス投資です。
インデックス投資の定義
特定の指数(インデックス)に連動して運用する投資信託を使う投資手法。
代表的な指数(インデックス)
- 日経平均株価
- 東証株価指数(TOPIX)
- 米国S&P500指数
- ダウ平均 など
例えば、S&P500は米国の代表的な上場企業500社の平均値。
長期で見ると、暴落を繰り返しながらも右肩上がりで成長していることがわかります。
つまり、世界経済の成長に乗るという形で資産を増やしていけるのです。
インデックス投資を始める前に知っておくべきこと

商品を選ぶ際に必ずチェックすべきポイントは以下の2つです。
- どのインデックスに連動しているか?
- コスト(信託報酬・購入時/解約時手数料)
そして大切な前提として、
- 元本保証はない(値動きに一喜一憂しない)
- 長期的な視点で投資する(短期の暴落は当然ある)
という心構えが必要です。
投資はあくまで”余剰資金”で行いましょう。
r > g の法則とインデックス投資の優位性

経済学者トマ・ピケティの名著『21世紀の資本』の中で、資本主義の構造を表す不等式が話題となりました。
r > g
ここで、
- r:資本収益率(投資で得られるリターン)
- g:経済成長率(労働で得られる所得の伸び)
つまり、
投資による収益は、労働よりも速く資産を増やす
ということ。
過去のデータでも、
- 資本収益率(r)は平均5%
- 経済成長率(g)は平均2%
と明らかな差があります。
投資しないリスクのほうが大きい?

「投資は怖い」「失敗しそう」と思うかもしれません。
でも、r > g の世界において、
投資しないこと自体が“もったいない”選択になり得る
という現実も知っておくべきです。
私たちは経営者や資本家ではなくても、
“株主”という立場を通じてこのゲームに参加することができます。
投資がもたらす変化は「お金」だけではない

投資を始めて感じたのは、お金の増減よりも
物事の見方が変わる
という点。
- 経済ニュースに敏感になる
- 社会の流れを俯瞰できる
- 未来について思考する癖がつく
これは、人生をより豊かにする第一歩です。
まとめ:まずは小さく始めてみよう

インデックス投資は、初心者にとっても安心して長く続けられる投資方法です。
- 少額でスタートでき
- リスク分散が効いており
- 再現性が高い
そして、何よりも未来の自分にとって大きな資産になる可能性があります。
ぜひ、今日から一歩を踏み出してみてください。
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