知らなかったことで損をしていることが、あまりにも多いと気づかされました。
その一つが、自分が加入していた「個人年金保険」。
契約時はよくわからないまま言われるがままに加入していたのですが、マネーリテラシーを高めていく中で、「これは自分に必要なのか?」と疑問を感じるように。
改めて契約内容を見直してみると、「必要なもの」と「不要なもの」がはっきりと見えてきました。
お金の知識がないと、人生は静かに損していく

「知らないと損をする」。これは私が実際にお金と向き合う中で強く実感したことです。
その中でも、自分でもよくわかっていなかった「個人年金保険」の契約を見直したことで、大きな気づきを得ました。
保険契約を見直すことになった理由

インデックス投資を始めたいと考えた私は、まず原資の確保を検討しました。
そこで気づいたのが、すでに毎月5万円を積み立てていた個人年金保険の存在です。
30年間積み立てて利率1%!?衝撃の数字

複利計算機で試算すると、5万円×12ヶ月×33年で約2500万円になる予定。
一見すると多いように見えますが、実際の利率は年1%程度。今はもっと低く、0.5%の商品も多いようです。
これまでは、銀行預金と比較して「お得だ」と思い込んでいた自分の甘さに気づきました。
本当に比較すべきは、インデックス投資などの再現性のある投資商品だったのです。
インデックス投資との比較で見えた違い

たとえば、S&P500に連動する投資信託に毎月5万円を年利5%で33年間投資した場合、
最終的な資産はおよそ4800万円(信託報酬0.1%の場合)。
個人年金保険との差額は2300万円以上にもなります。
個人年金保険の「見えにくい」デメリット

- 資金拘束が長く、自由に使えない
- 利率が低く、インフレに負ける可能性もある
- 解約時の返戻金が元本割れする
私の契約では、すでに5年間で300万円支払っていたにもかかわらず、解約返戻金は270万円。
30万円のマイナスです。
苦渋の決断…でもこれが「学び」になった

30万円の損切りは正直キツかったですが、
それ以上に、「これ以上資金を拘束され続けること」の方が機会損失が大きいと判断しました。
私は、
- 「これは無知だった自分への勉強代」
- 「これから増やせばいい」
と割り切って解約を決断しました。
解約後の行動と結果

解約後、戻ってきた270万円はすぐに投資へ。
- インデックス投資
- 高配当株
この2本柱で資産運用を始めた結果、わずか2年で30万円の損失は回収できました。
相場が良かったという運もありますが、
「あのとき決断していなかったら今も資金は眠ったままだった」と思うと、ゾッとします。
売り手の言葉を鵜呑みにしない

保険の営業マンは、いいことしか言いません。
それが仕事ですし、責めるつもりはありません。
ですが、私たち消費者側も「自分の頭で考え、勉強する姿勢」を持たないと、
知らないうちに損をする側になってしまいます。
結論:保険を見直すという「投資」をしよう
今回の経験で私が得た最大の学びはこれです。
知らないまま契約し、払い続けることの怖さ
保険がすべて悪ではありません。
でも、「なんとなく」で契約し、「なんとなく」で払い続けるのは非常に危険です。
これを読んでいるあなたがもし、
「昔入ったまま放置している保険」があるなら、ぜひ一度見直してみてください。
それは将来の自分に対する「最高の投資」になるかもしれません。
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