人生には、避けては通れない大きな支出があります。
住宅、車、保険、教育費…誰しもがどこかで「高額な決断」を迫られます。
私も、子どもが生まれてすぐにその瞬間を迎えました。
電車移動のたびにイヤイヤ期の息子をなだめるのが限界に。そこで、人生で初めて「車の購入」を決断しました。
初めての大きな買い物(と思っていた)を機に、自然とお金の勉強をするようになりました。
今ではあの経験こそが、子どもからの“親孝行”だったとすら思っています。
人生って何にお金を使っているの?

検索サイトで「人生の大きな支出」と調べてみると、多くのメディアが取り上げているのがこの3つです。
- 教育費
- 住宅費
- 老後資金
加えて、人生のイベントとしては以下のような支出もあります。
- 結婚式や引越し費用
- 車の購入・維持費(生涯で約3300万円というデータも)
教育費の目安
- 公立のみ(幼稚園〜大学):約1,000万円
- 私立のみ:約2,500万円以上
- さらに、塾・習い事・部活動などが加算されていきます。
みんな、資産運用どうしてる?

将来に不安を感じているのは私だけではないはず。実際、年代別の金融商品保有率を見てみると…
【北陸銀行 調査より】
金融商品 | 20代 | 30代 | 40代 |
---|---|---|---|
預貯金 | 95.9% | 96.6% | 96.9% |
積立型保険 | 25.9% | 42.0% | 37.5% |
投資信託 | 22.9% | 29.3% | 24.9% |
株式 | 18.8% | 32.5% | 28.5% |
特に注目すべきは、20〜30代で保険商品を持っている人が4割もいることです。
そして、意外にも株式や投資信託を持っている人も3人に1人程度存在します。
ネットで紹介されている金融商品ってどうなの?

資産形成や教育費、老後資金のキーワードで検索すると、たいてい「保険」「投資信託」などを勧めるページにたどり着きます。
紹介されているもの:
- 積立保険
- 学資保険
- 教育ローン
- NISAなど
これらは一概に「悪」ではありません。
ただ、多くが保険会社・金融機関が商品を売るためのページであることは意識しておいた方が良いでしょう。
率直に言って…本当に見直すべきは「固定費」

私が車を買った頃、実は「保険」について深く考えていませんでした。
振り返ると、不要な保険にお金を払っていたこともあります。
ここで強く伝えたいのは「固定費を見直す重要性」です。
コントロールすべき固定費の例:
- 通信費(スマホ・Wi-Fi)
- 光熱費(電気・ガス・水道)
- 保険(生命・医療)
- 車関連費(ガソリン・車検・保険)
- 税金(住民税・所得税)
保険が不要とは言いません。
ただ「何のために」「誰のために」「どの程度の補償が必要か?」は自分で考える必要があります。
結論:お金の見直しは、子どもからの“学び”でもある

私は子育てをきっかけに、人生初の大きな買い物(車)を経験しました。
そこから、保険・通信費・教育費と、お金についての学びを重ねてきました。
子どもが3歳までに終えると言われる“親孝行”。
でも、私にとっては「人生にお金の視点を持たせてくれたこと」が何よりの親孝行でした。
あなたの人生で、見直すべき“固定費”は何でしょうか?
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