建売住宅と注文住宅のどちらにするのか。
建売住宅のコスト的なメリットも十分に理解しつつ、
すでに出来上がったものに関して
勝手に不信感を抱いていたので
住宅性能にもこだわりたいし
自分で家づくりをしたいモチベーションがあったのも手伝って
注文住宅を選択しました。
どういう視点で工務店を選んでいくか
それがとっても大事です。
まずどうする?住宅展示場?誰の意見を聞くか
ハウスメーカーで家を建てる際の心得
・住宅価格や住宅性能はHMの担当者によって大きく変わる
・担当者が勝手に決まってしまう住宅展示場には行かない方が良い
注文住宅を建てようと決断し、
どうしたらいいかわからなかったので
夫婦で住宅展示場にいってみるか?となったんですが
運のいいことに
注文住宅を建ててる最中の同僚がいたので意見を聞いてみました。
ひょっとして、
いいところを紹介してもらえれば安くなるかなぁ
くらいの気持ちでどうやってハウスメーカーを決めたか聞いてみました。
先生、○○○○○というyou tuberがいるんですけど、その人のyoutube見てください。
僕はその人にハウスメーカーを紹介してもらいました。
というわけでハウスメーカーではなく、
住宅情報を扱うYou Tuberの動画を案内してもらいました。
1ヶ月で家が経ちました、と誇らしげな営業マン
ハウスメーカーは家づくりの仕組みを提供している会社であって
実際に家を建てているのは下請けの工務店。
街を歩いていると
空き地や分譲地にどんどんと住宅が出来上がっていくのを見ます。
それが通勤路であると毎日その前を通ります。
今日は工事をしているなぁ
ん?そういえば・・・
その住宅は地元のA工務店が建てていました。
1ヶ月くらいの工期であっという間に家が建っていました。
そうしてしばらくするとそこに看板がたちました。
どうやら建売住宅のようで、
看板を見る限りCMもやっているような有名な大手HMが販売しているようでした。
近くのB不動産と看板が建っている空き地に家が立ち始めました。
同じ地元のA工務店が家を建てていました。
今度は3ヶ月ほどの工期がかかり家が建っていました。
完成するとやはりB不動産という不動産会社の看板が建っていました。
こちらも建売住宅のようです。
同じ地元のA工務店が建てているのに違う会社が販売していました。
工期はそれぞれ1ヶ月と3ヶ月。
なんだか短い気がします。
それと前者の建売にはしばらく営業マンが販売中の札を持って立っていました。
前を通った時、
なんて言ったと思いますか?
「1ヶ月で家が建ちましたー。」
やばすぎないですか、、、。
ハウスメーカーの役割
ハウスメーカーは
もともと戦後の家が足りない日本で、いかに効率よく住宅を増やし人々に提供するか
というところから始まっているようです。
長年にわたり効率良く、安定した質の建材や住宅を提供してきた歴史があります。
そのような仕組みで大量に作られた住宅を工業化住宅というそうです。
自社で建材を作ったり、
大量に調達することで
比較的材料費は安く抑えられているはずです。
ただしハウスメーカーが高くなりがちという印象があるのは、
住宅展示場やテレビCMなどの広告費や営業に関わる人件費などのコスト
によるところが大きいようです。
ハウスメーカーの闇
ハウスメーカーの闇に関して、
以下の項目に該当するようならば
そこはやめた方が良いようです。
・来月値上がりがあるから、などと言って契約を急かす
・設計士の間取りぎめが適当。急いでいる。明らかに能力が低い。
・オプションの価格を高くして自由度を奪う。
・根拠のない値引きがある。
・限定キャンペーンがある。
自分が経験したことですが、、、
自分も工務店さんに窓の見積もり出してもらった時に
L社のアルミ樹脂複合サッシ複層ガラスよりも、
Y社の樹脂サッシ複層ガラスの方が安かったです。
どちらも大手です。
というわけで、
性能も良くて、価格も安いY社の窓に決めました。
一方で、大手のハウスメーカーで注文住宅を建てた同僚は
L社のアルミ樹脂複合サッシでした。
家が寒いから断熱性能を上げればよかったと言っていたので
なんで樹脂サッシにしなかったの?と聞いたら
「樹脂サッシにするとオプションですごく値段が上がると言われた」と
本当にそうかな?と闇を感じざるを得なかったです。
知らんけど。
工務店を選ぶにしても、、、
ではなぜハウスメーカーが選ばれるのか?
・モデルハウスがあるから、イメージがつきやすい
・大手だから
・アフターサービスが充実していそうだから
・倒産のリスクは低い
・工業化住宅の仕組みと価格の関係に気づいていないから
それもあると思いますが、
気づいていても、良い工務店の探し方がわからない
これが一番大きな理由ではないかと。
工務店が全国で35000社ほどあるようです。
この中からどうやって良い工務店を探すのか。
ハウスメーカー派の意見は、
工務店は予算に合わせてオーダーメイドできる
と聞こえの良いことを言っているが、
その分建材の質を落としたり
一般消費者からは見えないところを調整して予算を削っていることもあると。
どっちも正しいですし
どっちも正しくない
ただどうやって良い工務店を探すのか
これが大事であるのは変わりません。
ハウスメーカーの弱点、『担当者ガチャ』を解消するサービス
ハウスメーカーの弱点を解消!?
・「担当者ガチャ」をなくすよう優秀な営業マンを紹介サービスがある
・営業マンと消費者の双方の住宅リテラシーの改善を目的としている
ただ、ハウスメーカーも多くの人が携わります。
担当者の当たり外れはもちろんある様です。
これが担当者ガチャだと認知が広がっているようです。
ここに注目して優秀な住宅営業マンへの紹介を生業とする方がいます。
この仕組みには消費者が担当者ガチャによって不利益を被ることを
できるだけ無くそうとするサービスのようです。
ハウスメーカーの営業マンとこれから家を建てる消費者の両方の住宅リテラシーを向上させる
という社会的責務を感じているようです。
ビジネスモデルとしても、
一生に一度の大きな買い物へ対する『不安』を和らげるサービス
ということで目の付け所の良さに感心しました。
・不透明な業界の構造を理解した上で、消費者にとってある程度の透明性を担保してくれる仕組みなんだ。
・生命保険と一緒で、家づくりに関する【不安】を解消することを目的のひとつとしたビジネスなんだ。
ただこの優秀な営業マンと優秀な設計士を紹介する制度
不安を取り除く分、
住宅価格のどこかに利益がのかっていると考えるべきでしょう。
それでも工務店を選んだ理由
理想の工務店の条件は?
・予算の透明性が高い(適正価格)
・自由度が高い
・腕の良い職人たちが揃っている
上記を満たす工務店が見つかるようであれば、工務店にしようと考えました。
ただ、身近な人が建てた実績とか紹介がないと素人にこれを見抜くのは至難の技で、
正直なところ運次第?かと思う節もあります。
うまく見つからなければハウスメーカーでも良いと思っていました。
ただ、自分は人との出会いの運はいい方だから、
きっとどうかなるだろうと思い工務店探しを始めました。
家づくりに対する価値観が同じかどうかという視点で探しました。
それでも相手は売るためのポジショントークをしてくるかもしれません。
値段しか見ていないと見抜けません。
本来の価値に見合った価格であるのか?
デメリットに焦点を当てて話せるリテラシーが必要となってくるわけです。
我々が家づくりで大事にしたことに関して書き綴っていこうと思います。
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