人にはそれぞれ立場があります。
利益相反とも言えます。
話の内容もその人の背景を汲み取って自分なりに解釈することが重要です。
人を疑うことを勧めているのではありません。
自分の頭で考えましょうというススメです。
よく考えてみてください
全ての人には立場があります。
特に、商売や契約などの場で利害関係にあるとき。
相手は契約が欲しくて都合の良いことばかり言ってくるでしょう。
医療者のポジショントーク?
自分が医学生だった頃、医学に関して学ぶ機会は沢山与えられました。
しかし医療と経済に関して学ぶことはほとんどありませんでした。
働き始めて1,2年して、とある機会に所属している部署の部長が病院長から月の売上に関して注意されていました。
君たちの診療科はもっと売上を増やしなさい!
医療と経済の強い結びつきを始めて意識した瞬間でした。
そしてこの売上を増やすにはいい改善方法と悪い改善方法があるかと思います。
これには具体的にはいくつか方法があるかと思うのですが、
・救急外来を頑張って救急患者さんをたくさん診ていく方法
・地域の開業医に強みをアピール(専門性)して紹介してもらう方法
ただし、救急外来を頑張るというのは体制が整っていることが大事です。
現場の医師、看護師への負担は大きくなります。
結局は職員の増員が必要であったり採算を合わすのが難しくなる可能性もあります。
医療崩壊はこのような循環がうまく機能せずに始まるのかもしれません。
保険診療は国の予算が決まっています。
病名・病気に対してできる検査や治療も決まっています。
病状というのは軽症から重症まで程度があります。
それが本当に必要かどうか?
重大な所見がないことの確認の検査(念のための検査)として、必要であったとする。
そうして多少のごまかしはきくというのが実際のところではないでしょうか。
リスク管理に敏感な国民性も相まって念の為の検査は受け入れられやすいという印象があります。
念の為の検査の代表例としてはCTやMRIがあります。
日本では国民一人当たりのCTやMRIの台数は世界一のようです。
安く検査が受けられるという点もあるようです。
それだけ税金として徴収されているということです。
その検査は本当に必要ですか?
その検査は本当に必要ですか?
本当に必要かどうか・その根拠を医師に説明を求めることが大事です。
疑心暗鬼になり疑えと言っているのではないです。
自分の健康のことだからしっかりと理解してほしいのです。
そのような態度の患者さんには医師もより親身になって応えてくれると思います。
本気で医療費の削減や、医師の過労の問題を解決したいのならば
教育の機会を与え、最低限の知識を社会に浸透させるべきだと思います。
義務教育で、医療・健康に関しての授業や講義をとりいれてほしいんだけど・・・
すごく大事なことなのにどうしてなんだろう・・・。
日常生活でのポジショントークに注意しよう
さて、話がそれました。
日常に目を向けると人生の節目節目で色々な取引や契約の場面に出くわすと思います。
大きな契約になるときは特に担当者のポジショントークに気をつけたいです。
相手のポジショントークを見抜ぬくためには知識(リテラシー)が必要です。
特にリテラシーが必要だと思う契約は以下のようなものかと思います。
父が無知だと貧乏になり、母が無知だと病気になる
「父が無知だと貧乏になり、母が無知だと病気になる」
ネイティブアメリカンの間では有名な言葉のようです。
相手のポジショントークが見抜けず、不要な契約をする。
そうすると小金持ちから遠ざかります。
奴隷のような固定費支払い生活が始まってしまいます。
知らないと損をします。
そうはならないために勉強しましょう。
まとめ
【誰】を信じるかで人生は大きく変わると思います。
その人の背景に関しても少し考えを巡らしてみてください。
本質が見えてくるかと思います。
人に期待するな、人を疑えではありません。
自分で考えてください。
そのためにはやはり知識が重要(リテラシー)だと思います。
知識がないと丸め込まれる、騙される世の中です。
一方で、知識がないから、必要以上に疑うのです。
それはそれで、チャンスを失うことになるかもしれません。
こころ快適に過ごすには自分で判断できる能力が重要です。
そのためには自ら学ぶ態度、調べる姿勢、考える癖が大事だと思います。
正解だけを求めるような日本の教育の在り方にも問題があるようにも思います。
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