― 他責を手放し、自分の人生に責任を持つということ ―
「人生を楽しんだもの勝ち」
この言葉の本質は、自立した人間として生きる覚悟に他なりません。
「今が楽しいかどうか」や「うまくいっているかどうか」は、実はそれほど重要ではないのかもしれません。むしろ、「どんな出来事も、誰のせいでもなく“自分の人生の一部”として引き受けることができるか」が、人生を楽しめるかどうかの鍵なのです。
■ 人生の責任は誰のものか

人は時に、環境のせい、他人のせい、過去のせいにして自分を正当化しようとします。もちろん誰しも傷つくことはありますし、感情が揺れるのは当然です。ですが、そこに留まり続けるかどうかは自分の選択です。
「自分の人生の責任は、自分にしか取れない」
これは当たり前のようで、実はとても難しいこと。ですがこの覚悟を持つと、自分自身の選択に誇りを持ち、目の前の現実を自分の力で意味あるものに変えていく力が生まれます。
■ 自立と切り離す「依存的な関係」

他責で生きている人は、無意識のうちに周囲の共感や同情を引き出そうとする傾向があります。
そういった依存的な人間関係に巻き込まれることは、自分の人生の時間とエネルギーを消耗させるだけでなく、本来向き合うべき自分の宿命や使命から遠ざかってしまう恐れがあります。
だからこそ私は、申し訳ないけれども、そういった人との関係はなるべく持たないようにしています。
自分には、自分のやるべきことがある。誰かの人生を責めるより、自分の宿題を全うする方が、よほど有意義だと信じているからです。
■ 「楽しむ」とは、選び取ること

困難にあっても、今この瞬間をどう捉えるか。
人生を楽しむというのは、ただ笑って過ごすことではなく、その時々の感情を受け入れた上で、前を向いて歩く選択をすることだと思います。
他人の物差しではなく、自分自身の納得で生きる。
その生き方こそが、「人生を楽しむ」ための最も誠実な姿勢ではないでしょうか。
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