医療のなんだかなぁ

医療

大学病院で働く医師です。
以下は引用です。

過去最悪だった昨年度の赤字額を大幅に超える見通しであることが分かりました。 国立大学の44の附属病院では、物価高騰や人件費の増加などにより、収支が年々悪化しています。 おととしの赤字額は60億円で、昨年度は285億円に増加。さらに今年度は、昨年度より大幅に赤字が膨らむ見通しであることが番組の取材で分かりました。 これまでの会見で、大学病院側は「病院がなくなるかもしれない次元だ」と強い危機感をあらわにしていて、3日の会見で詳しい状況を説明する予定です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4d398bd9b267f372baabe45b4f668c7d0d54799

ネットニュースより

難しいことをやるほど、人や設備や薬剤などの膨大な経費が必要となる。
簡単なことだけしていれば経費が抑えられ利益が出る。

難しい症例や、医療のリソースを大量に注ぎ込むような重症な患者さんはみないほうが経営は安泰。
そんなんでいいのでしょうか??

そして人件費の上昇と言いますが
もともと大学病院は一番薄給です。

忙しいと外病院にバイトも行けず
薄給に拍車をかけます

忙しい診療科は「時間とお金」の視点からすると「負け」なのです
そんな世の中でいいのですか??

とある大学病院で
外科入局者は1年に1名。
精神科は20名。
医師も楽して儲かる方へ流れています。

構造を変えるべきか
このまま破滅に進むのか
分岐点に来ていると思います。

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