大学病院の勤務医です。
インデックス投資と高配当株投資をしています。
最近話題の「サンリオ」に関してです。
サンリオの株価下落が止まらない
と言うことで
ここ1ヶ月のチャートはこんな感じ⬇️

最近決算があったようで、決算自体は悪くないようです。
SNS界隈での分析を総評すると
・材料でつくしで売られている
・AI関連などのセクターに資金が流入している
と言う理由が考えられるようです。
企業業績と株価の関係
普通は企業の業績が上がれば株価も上がると思うものです。
僕自身もそう言うものだと思っていました。
しかし、どうやらそうではないようで、
「株価は半年後を織り込む」
と言われるように、随分と先を見通して動いているようです。
決算またぎは通用しない?
決算を跨いで小銭を稼ぐ。これを「決算またぎ」と言うようです。
これはただのギャンブルなので自分ではやりません。
儲かればドーパミンがジャバジャバ出そうですが、グッと堪えて手を出しません。
決算前後は特にSNSでは「損をした」と言うアナウンスは聞きますが、
「儲かった」と言う声はあまり聞きません。儲けた人は粛々とだんまり決め込んでいるのかも知れません。
最近の決算時期のコメントで多いのが
「悪材料出つくしで、上がる⤴️」
「好材料出尽くしで、下がる⬇️」
と言うように、企業業績が良さそうだから買う、と言う方法は悪手であると思います。
投資家たちの「期待」や「予想」を裏切る材料が出なければ
好材料で暴騰
悪材料で暴落
と言うような素直な値動きはしないようです。
難しいですね・・・
多摩センター駅行きの京王線で
最近、京王線で多摩センター駅に行きました。
サンリオピューロランドがあります。

京王線内では、「これからいかにもサンリオに遊びに行きそうな2人組の女子」が乗っていました。
話によるとサンリオピューロランドは女子高生が多いようです。

若い世代のキャラクターや商業施設へのお出かけが企業の収益を支えてくれているのかなと感じました。
看護師さんとかでも、サンリオのキャラクターを名札につけている人もいたりと、幅広い支持層がいるんだなと実感します。こういった日常生活の中で、「サンリオの強さ」を感じ取るのも、株を買うかどうかの判断材料としては、「あり」なのかなと思ったりもします。(買ってないですけど)
消費行動の男女差
公式のデータにおいて消費における「男女差と傾向」がデータとして出ています。
日本では「単身の若年層ほど、女性のほうが消費性向(使う割合)が高く、趣味・娯楽や被服など裁量的支出のウェイトが相対的に大きい」**という傾向が、直近の調査でも確認できます。
こういったデータからもわかるように、女性ウケの良い「サンリオのキャラクターは有利」と考えられます。僕が見て・感じていることもこのデータの延長線上の事象なのかなとも感じます。
つまり、サンリオのようなIP(知的財産)×体験は、若年女性の厚い消費性向と親和性が高いと言えます。
なんでも考えると面白い
実体験とデータなどを自分の中で照合していく作業というのはなかなか面白いものです。
適合している面白さ、あるいは乖離している違和感を考察するなど
楽しみ方は色々あるなぁと思いながら「サンリオの株価」を考察していました。
消費の傾向に関わる一次情報はこちら
- 総務省「家計調査」:性別・年齢別の単身詳細表(用途分類の差が見られます)。e-Stat
- 明治安田総研「シングル女性の消費」:単身女性の消費性向が高い最新の整理。Myri
- 推し活の性差:ネオマーケティング2024。プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES
- 生活定点(博報堂):趣味支出の長期推移。ひらけ、みらい。 生活総研+1


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