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【育】教育について考える

’い’ 育 教育

親であれば子供の教育に関して悩んだことがあると思います。

自分は田舎の公立高校から医学部に進学しました。

世間的には親が子どもの教育に成功した。

今度は自分が親になって、子供を育てる順番です。

自分はどう育てられてきたのか

自分はどう子供に向き合っていくのか

子育てに悩みのある人の参考になれば幸いです。

教育

高校の同級生との再会し、飲みに行く

 コロナ禍になる前の話ですが、

 隣の診察室で聞き覚えのある懐かしい声がして、

 まさかと思って覗いてみたら高校の同級生がいました。

 家族の受診の付き添いでたまたま。

 高校3年間同じ部活で、高校3年生の時は同じクラスで、苦楽を共にした同級生でした。

 彼は大学卒業後、外資系のコンサルティング会社に勤めているようです。

 立派な会社に勤めて、誰もが羨む高級取りになっていました。

 彼が高校時代にどれくらいの成績だったのかはある程度想像ができます。

 なんせ、よく赤点で留年しかけていたので。

 同じ会社の人たちは東大や京大卒業した人が多く、そんな中でも通用しているようです。

 友人として誇らしく思いました

 試験では測ることのできない才能があることは昔からの付き合いなので十分わかっていました。

教育について思うこと

 戦後の日本の教育は、GHQにより支配され
 
 教科書の黒塗りから始まったようです。

 教育から日本潰しが始まったのです。

 現在の日本を見ればこれが大成功したことがわかります。
 
 ただ、どこの国が優れているというものでもないようで、

 アメリカでは有名大学への進学は

 有名私立学校に小さい頃から通っていることがかなり有利になるようです。

 私立学校に通うには年間400万ほどの学費が必要になるようです。

 また、試験だけではなく多角的に評価されるようですが、

 社会貢献や体験にお金をかけられる家ほど、

 豊かな経験を積むことができるという点において、

 経済格差が、教育格差となり、逆転が難しい社会構造が作られているようです。

 一方で日本での進学制度は試験でいかに良い点を取るかが競われます

 一見すると一発勝負のテストで人生が左右される厳しい世界だと思いますが、

 アメリカに比較すると逆転可能であるシステムである点では優れているのかもしれません。

保育園の時の思い出

 自分は保育園に通っていました。

 「メンコ」が流行っていて、年少の時に、年中か年長のやつに全部持っていかれました。

 すごく大泣きしていたようです。

 とても悔しくて、すぐ親に買ってもらいました。

 今でも、西松屋みたいなところにメンコを買いに行った時のことを覚えています。

 どうしたら負けないのかをよく考えました。

 少しふにゃふにゃのメンコの方がひっくり返されにくくて

 相手のメンコの硬さによって、大きさによって

 こちらの攻撃するメンコの硬さや当てる場所を変えたりと工夫をしていました。

 気づけば段ボールにいっぱいのメンコを持っていた記憶があります。
 
 ひっくり返されたら奪われるという残酷なシステムですが

 今もそんなことやっているんですかね。

 容赦ない勝ち負けのシステムは今思えば真剣に作戦を練る、考えるという

 とても大事な教育だったと思います。

知育?

 知育という言葉は子供ができて初めて聞きました。  

 知育のおもちゃを買い与えたり習い事をさせたりとか親ならば誰もが経験があるかと思います。

 もちろん小さな時から始めることで才能を伸ばしてあげることができますし、

 やらせてみないと才能があるかないかは分かりません。

 ですので子供が興味を持ったことはできるだけやらせてあげるのが大切だと思います。

 ただ所詮は習い事、子供がやめたがったら何も言わずやめさせたほうがいいと思いますし、

 そこに干渉しすぎるのは良くないと思います。

 自分は小さい時からずっと一つのスポーツを続けていました

 水泳も1ヶ月くらい習ったのですが、あまり好きではなくて続きませんでした。

 大人になってピアノが弾けたらな、と思うことがありますが、もちろん後悔はしていません。

 本気でやりたければ今からでもやれば良いわけです。

 一つのことを続けていくのは自分にとってはとても有意義な人生経験であったと思います。

 教育や知育に関して

 専門家と言われる人がいるんだとは思いますが

 結局、自分には何がいいのかよくわかりません。

 ただ小学校に入る前がものすごく大事な期間であると

 自分の本能が言っているわけですが、

 この時期にしっかりと根っこを育ててあげなければなりません。

 自分が大事にしていることは
 ・子供と母親が一緒にいる時間をできるだけたくさん用意してあげること
 ・父親もちゃんとみていることを子供に伝えること
 ・そして自分は妻も子供も両方の味方であること

 しつけ、とか日常生活のことは母親に任せっきりで申し訳ないのですが

 大人が「ダメだと思うこと」でも

 子供なりに考えてやっていることであれば

 それを認めてあげること。

 大人の物差しを子どもに押し付けないことが大事だと思っています。

習い事

息子と電車に乗っていた時の話

 親バカな話。

 4歳になる息子と電車で出かけていた時の話です。

 特急電車から各駅停車に乗り換えるために特急列車を途中下車しました。

 すると5分も待たずに乗り換えの各駅停車が到着します。

 そこで、

 田舎だとなかなか次の電車は来ないけどこの街はすぐに次の電車が来るけど、なんでだと思う?

 と質問したら

 少し考えて「人が多いから」と答えていました。

 親ながらそこそこの的確な答えに感心し、よく考えたねと褒めてあげました

  正解だろうが不正解だろうが考えて出した答えならばそれを肯定するようにしています。

トレド大学のこどもの集中力に関わる実験

 よく子供の集中力に関わる研究でトレド大学の実験が引用されています。

 与えられたおもちゃの少ないグループ(4個)の方が

 多いグループ(16個)よりも集中力が高かったという内容です。

 このことから、

おもちゃを与えすぎるのは良くない。
制限がある方がアイデアや想像力は伸びやすい。
物を与えるよりも経験を大事にしてあげよう。

 とか言えることいくらかあるようです。

 科学的に検証するということは大事だと思います。

 しかし、この結果は感覚的に納得できるというか、どうですか?

 そりゃそうでしょと思いませんか。

 いきなり16個もおもちゃを与えられたら子供だって戸惑うのでは、というのが率直な感想です。

 大人だって、スマートフォンにアプリを16個もいきなりダウンロードされたら?

 どれが何用のアプリか分析すること、調べることから始まりますよね。

 そうこうしているうちに疲れちゃいますよね、、、。

息子を見ていて思うこと

 幼い時は知育のおもちゃよりも、

 テレビのリモコンとかコンセントとか日常用品で悪戯をしていることが多いです。

 悪戯したら親がどう反応するのかを見ているかもしれません。

 我々が思っている以上に子供たちは近くの大人をよく人間観察して学んでいます

 「まなぶ」が「まねぶ」から来ているように親の真似をしているのです。

 言葉使い、態度、考え。親をお手本にしているのです。

 習い事、幼稚園などの外の世界から吸収してくる新しいこともたくさんあるとは思います。
 
 ある程度大きくなったらやりたいことをやらせてあげる経済的なサポートもすごく大事だと思います。

 点数を取るための勉強は学校や塾に任せておけば良いと思います。

 ただ当たり前ですが、

 生きる力・思考の基礎体力に関して言えば親の役割の方がよっぽど重要なのではないかと思います。

 一緒に生きて、一緒に成長するんです

 親が学ぶことや成長すること、

 自分達を良くするために努力することをやめてしまうのは良くないです。

 そして自分よりも小さな彼らと面と向かって対話すること

 子どもでありながら、全く別のひとつの人格が確かに存在していること

 尊重してあげてください。

 決してコントロールしようと思わないことです。

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