複利の力は「収入差」をひっくり返す。兄弟で見せます(年利5%)

お金の話

複利ってのは、増えた分にも次から利息(もうけ)がつく仕組みのこと。
100円が年10%で増えると、1年後は110円。
次の年は「元の100円」じゃなくて 110円に10% だから121円になる。
こうやって、雪だるまみたいに増え方がだんだん大きくなる

うまく利用すれば雪だるま式にお金を増やすことのできる仕組み。

カラクチ
カラクチ

金利、利息、複利。これらは味方につければ心強いし、敵に回せばかなり厄介。どれだけの破壊力があるのかをまずはここで学んでおこう。

複利は 「増えた分も次の年の元手になる」 から、うまく使うと雪だるま式に大きくなっていく。

ただし雪だるまにはコツがあって、

  • 小さくても早く転がす(早く始める)
  • 長い坂を転がす(時間をかける)
  • 途中で触らない(売らない・やめない)

これができるほど、雪だるまは育つ。

具体的な数字があるとわかりやすいから
今回は具体的な数字で示しましょう。

難易度2:🐟🐟
カラさ1辛:🌶️
ふざけ度:🤪🤪

✅ 超ざっくり結論

  • 複利で一番強いのは 金額 じゃない。時間 です。
  • 少額でも早く始めた人 が、遅くから多く積み立てた人 を、平気で追い抜きます。
  • そして一度ついた差は、時間で “増幅” されていきます(※金額差として)。

兄弟の設定(リアルにありがち)

今回は兄弟でいきます。
同じ家に生まれたのに、人生のスタートがちょっと違っただけの話。

兄(タロウ):高卒で18歳から働く。先に「仕組み」を作った

給料は多くない。
でも、だからこそ18歳でこう決めた。

「とりあえず月3万だけ。先に“自動で増える装置”を作る」

  • 18〜28歳:10年間だけ 積立投資
  • 28歳以降:忙しくなって 積立はやめた(でも売らない)
  • 以後ずっと:放置

弟(ジロウ):大卒→結婚→家計を整えて35歳から本気

弟は、ちゃんと“整ってから”始めたタイプ。
大学を出て、それなりに収入はあったけど、
都会に住み、社交的で友人も多く
旅や飲み会など遊興費に給与の多くを当てていた
(それもまた豊かな人生)

30歳で出会った彼女と結婚し、
35歳で長男が産まれたことをきっかけに家計を見直す

投資を勉強して

「今から30年、家計に投資を組み込む」

  • 35〜65歳:30年間 積立投資(継続)

積立額・利回り(今回のルール)

  • 積立額:月3万円(年36万円)
  • 年利:5%(想定)
  • ゴール:65歳時点の資産額

※計算は「年利5%を月次で複利(0.05/12)」「積立は毎月末に入金」「税・手数料は無視」で統一しています。

65歳の結果(ここが複利の怖いところ)

結論から出します。数字、置いときます。

人物積立期間元本合計65歳時点の資産(年利5%)
兄(タロウ)18〜28歳の10年だけ→放置360万円約2,950万円
弟(ジロウ)35〜65歳の30年1,080万円約2,500万円

……はい。

弟は元本を3倍(1,080万円)入れたのに、65歳の資産は兄のほうが多い。

これが複利です。
“気合い” とか “努力” とかじゃない。時間が勝つ

一目瞭然でしょ。

なぜこんなことが起きるのか?

理由はシンプル。

✅ 複利は「早く入った元手」ほど強い

兄の360万円は、18歳から65歳まで、ざっくり 47年分の成長チャンス を持つ。
弟は35歳スタートだから 30年分 しかない。

複利にとって、時間は “燃料” です。
燃料が多いほうが、勝ちます。

じゃあ、僕らはどうすればいい?

この話の本題は、兄が偉いとか弟がダメとかじゃないです。

言いたいのはこれだけ。

収入が多いか少ないかより先に

  1. 早く始める(小さくていい)
  2. やめない仕組みにする(自動化)
  3. 売らない(放置)

複利って、才能のゲームじゃなくて、習慣のゲームなんですよね。

最後に

多くの人は「もっと稼いでからやる」って言う。
でも複利はこう返してくる。

「稼げるようになってから?
その時間、もう二度と戻らんぞ」

月3万がキツいなら、月1万でもいい。
勝ち筋は “金額” じゃない。時間を味方につけること


※注意(いちおう大事)

これは「年利5%で一定」などの前提での例です。実際の市場は上下します。
ただ、上下がある世界でなお「時間が武器になる」という構造自体は変わりません。

番外編

タロウが28歳の時に長男コタロウが産まれました。
この長男に親戚や親からお祝いをそれなりにもらった。
さらにタロウ自身も長男の将来のためにいくらか用意しておいた。
この総額が100万円。
これを貯金せずインデックス投資(年利5%)に回して、長男コタロウが65歳になるまで
手をつけないように指示した。(相続とか税金の話はここでは一才考えないで)

そしてコタロウは約束を守り
65歳になってその資産額を見たら・・・いくらになっていたでしょうか?

そう、だいたい2,300万円
これだけを稼ぐのは大変ですよね。

カラクチ
カラクチ

お祝いでいただいたお金を投資に回すだなんて!!と感情的になるのもわかりますが、冷静に数字を見てください。その貯金は少なくとも成人になるまで渡さないでおくとしても、20年は運用できます。どっちが良いかって話です。

仮に、もしこれを貯金100万円のまま眠らせておいたら?
その間に年平均2%の緩やかなインフレが起きていると仮定しましょう。
コタロウが65歳の時には、どれだけの価値になる?

当時の100円で買えた商品は362円に値上がりしています。
なんと当時の100万円は27.6万円分にまで目減りするのです。
実に72%も減少します。

何も脅しているわけではありません。
これが世の中の仕組みなのです。

 

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