「相場に残り続けることが大事」とよく言われますが、これは投資の世界における真理だと感じています。
特に短期トレーダーの世界では、2年も相場に残っている人はごくわずかだと言われています。
ただ、これはあくまで短期投資家・トレーダーの話。
では、長期投資家なら大丈夫かというと、実はそうでもありません。
長期投資であっても、「目的」や「金額設定」を見誤れば、結局はどこかで退場せざるを得ない局面が来る可能性があります。
だからこそ私は、長期目線で資産運用を行うにあたり、「絶対にやってはいけないこと」を自分自身にも言い聞かせるように整理しておきたいと思いました。
やってはいけないこと①:生活資金を投資に回す

これは資産運用の大原則。
投資は**“余剰資金”**でやるものです。
一時的に手元のお金が足りないからといって投資資金に手をつけると、
相場が悪い時に売らざるを得ない状況を生み、**結果的に「安値で売って損する」**という最悪のパターンに陥ります。
投資は「いつでも売れる」のが魅力でもありますが、それが逆に「簡単に損切りできてしまう怖さ」でもあるんですよね。
やってはいけないこと②:目的や期間が曖昧なまま投資を始める

「とりあえず将来のために」
「なんとなく始めてみた」
これも意外と多い落とし穴です。
目的が曖昧だと、下落時に不安になって方針を変えたくなったり、
逆に上がった時に欲が出てリスクを取りすぎたりします。
「何のために」「いつまでに」必要なお金かを明確にすることで、
投資スタイルやリスク許容度も自然と見えてきます。
やってはいけないこと③:暴落時にパニック売りをする

これが最も多くの投資家が退場してしまう理由だと思います。
長期投資の世界では、**「暴落を耐えられる仕組みを作っておくこと」**が成功のカギです。
たとえば…
- 無理のない金額で投資する
- 資産を分散しておく
- 「下がる時期もある」と前提にしておく
こうした備えがあるからこそ、「売らずに持ち続ける」という選択ができます。
>> 暴落時にパニック売りをして、貯蓄型投資信託に切り替える、なんてのはやめといた方がいいのではないでしょうか・・・
やってはいけないこと④:分散せずに集中投資する

特定の銘柄、特定の業種、日本だけなど、偏った投資はリスクが大きくなります。
もちろん「高配当株に集中したい」などの方針は悪くありません。
ただし、その中でも「業種」「銘柄数」「為替」などの分散は意識したいところです。
私の場合は、たとえば
- 日本高配当株(個別)
- 全世界インデックス(ETFや投資信託)
- 預金や現金
のように、いくつかの要素に分けてリスクをコントロールしています。
やってはいけないこと⑤:情報に振り回されて方針をコロコロ変える

SNSやYouTubeでよく見る「暴落が来る!」「今すぐ売れ!」などの情報に影響されて、
投資方針を頻繁に変えるのは避けたいものです。
一度決めたら、年1回程度の見直しで十分。
日々の値動きやニュースに一喜一憂しないことが、長期投資の成功に繋がります。
まとめ|退場しないことが最大の勝利

資産運用は「増やすこと」よりも、「退場しないこと」の方が大事です。
地味で退屈なように見えるかもしれませんが、
それが結果的に最も確実な資産形成の道になります。
最後に、改めて「やってはいけないこと」を5つにまとめます

自分の投資スタイルを明確にしながら、
これからも「退場しない仕組み」を大切にして、
地道に歩んでいきたいと思います。
同じように長期で資産運用を考えている方の参考になれば嬉しいです。
コメント