「この人はFPでもないし、資格もない。そんな人の話なんて聞く必要ある?」
そう思った方もいるかもしれません。そして、それは間違っていません。誰を信じるかは、完全にあなた自身の自由です。
ただ、考えてみてください。
ファイナンシャルプランナー(FP)の中にも、保険を販売することで収入を得ている人が一定数存在します。それが悪いわけではありませんが、その人のアドバイスが“本当に中立的かどうか”は、自分で見抜く目が必要です。医者の世界でも、製薬会社と深い関係がある医師の発言には、どこかバイアスがあるかもしれませんよね。
お金の世界もまったく同じです。
**表に出る数字やグラフは、切り取り方や見せ方で印象が大きく変わります。**意図を持って設計された資料は、“納得させるためのトリック”になり得ます。
たとえば、かつて保険会社で統計モデルの設計をしていた知人が言っていました。
「どのくらいの保険料なら保険会社が確実に儲かるか、統計的に設計するのが仕事だった」と。
「損をしない設計」があらゆる角度からなされているのです。
つまり、我々が手にする「保険商品」は、見た目以上に**“相手(売り手)が勝つように設計されたゲーム”**であることを忘れてはいけません。
この記事が「正解」ではありません
私はあなたに「この商品は悪い!」「こっちを買え!」と言いたいわけではありません。
構造を理解し、自分の頭で考えるきっかけを提供したいだけです。
- 誰の利益で動いている商品か?
- 自分が得るものと、失うものは何か?
- 他の選択肢と比べて本当に合理的か?
そんな思考のプロセスが、自分の人生を守り、未来を選ぶ“力”になると信じています。
🔚最後に
正解は人それぞれです。
ただ、“自分で考えることを放棄したとき”に、不本意な人生が始まることは共通かもしれません。
この記事が、あなたの中に「考える火種」を灯すきっかけになれば幸いです。
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