" /> “人を欺くビジネス”に、幸せはあるのか 法に反していなければ騙される方が悪いんでしょ? – おのれの緒  心を結ぶ、考えのヒント。

“人を欺くビジネス”に、幸せはあるのか 法に反していなければ騙される方が悪いんでしょ?

お金・投資のこと

本質を考える医師です

おのれ
おのれ

勉強の日々ですが、やはり世の中の仕組みを知れば知るほどに我々の身の回りに
怪しい商売が横行していると痛感します

権威ある組織でさえもそうであると感じています

法に反していなければ騙される方が悪い、というのがぼったくりの思考の根底にあるところですね

ただし、「人の役に立つこと」と「報酬を得ること」のバランス、そして“騙して得たもの”が本当の意味での豊かさに繋がらないという視点は、現代の経済社会において非常に重要な問題提起です。

「騙して得たもの」は本当に豊かさと言えるのか?

世の中には実にさまざまな仕事があります。
ものづくりをする人、材料を提供する人、物流を支える人、マーケティングによって世の中に広める人、対面で顧客と関わるサービス業の人、商社のように橋渡しをする人……。

こうした多様な仕事の根底にあるのは、「人の役に立ちたい」という思いと、それによって「報酬を得て、自分自身の生活を豊かにする」ことの両立ではないでしょうか。

もちろん、綺麗ごとだけでは世の中は回りません。利益を得ることは必要不可欠です。しかし、その過程で「実際の価値以上の金額を請求する」「誤解を与えて購入させる」など、いわゆる“ぼったくり”に近い仕組みを取っている事業も存在します。

個人商店、個人事業の規模であれば比較されやすく、すぐに「高すぎる」と気づかれるかもしれません。一方、大企業が複雑な仕組みの中で高額なサービスや商品を提供している場合、そのカラクリに気づきにくいこともあります。

だからこそ、私たち消費者は「価格の背景」に目を向ける力を持つべきです。そして逆に、「安ければ正義」だとばかりに適正価格を無視して買い叩こうとする姿勢も、作り手に対する敬意を欠いた行動だと思うのです。

世の中には「悪銭身につかず」という言葉があります。
一時的にはうまくいっているように見えても、人を欺くようなマインドでは、長期的な信頼や真の豊かさを得ることはできません。むしろ、そのような考え方自体が、すでに「不幸の種」を内に抱えているようなものだと感じます。

私たちはどうするべきか?

「法律に反していなければ、何をしても自由」
「騙される方が悪い」

――そういった価値観が根底にある世の中で、私たちは何を信じ、どう生きるべきか。

それは、自分の仕事を誠意を持ってやり続けること。
学び、考え、自分の内側と向き合い続けること。

騙されるとき、もしかしたら自分の中の“欲”が、それを引き寄せていたのかもしれません。
「もっと得したい」「損をしたくない」という心が、冷静な判断を鈍らせてしまう。

だからこそ、自分の“欲”と正直に向き合うこと。
そして、他人のせいにする前に、自分の姿勢を整えること。

誠実であることは、損のようでいて、実は一番の豊かさに繋がっている。
そんな価値観を、自分の軸に持っていたいと思います。

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