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【生きるを考える】お金の話 NISAを陰謀だと毛嫌いする前に最低限の経済の仕組みを調べてみよう2

生き方とマインドセット

本質を考える医師です

おのれ
おのれ

お金を借りたい人がいて、お金を貸す機関がある
これが実行されると「信用が創造」されます

自分には関係のない経営者の話でしょ???

これはみなさんが何気なく実行しているローンもこの仕組みです

以下に、分解して丁寧に解説します。


✅ 経済が膨張する仕組み:信用創造とマネーの拡大

① 「お金を借りたい人」が存在する

→ 企業や個人が設備投資、住宅購入、事業拡大などのために資金需要を持ちます。

② 「貸す組織(信用を創造できる機関)」が存在する

→ 主に民間銀行がこれにあたります。銀行は手元の預金を貸すのではなく、融資をすることで「新たなお金(預金)」を**創り出す(信用創造)**のです。

例:Aさんが銀行から1000万円借りる
→ 銀行はAさんの口座に1000万円の預金を新規に「発行」する(=新しいお金が生まれる)
→ 返済により徐々にこの信用は消滅する(信用収縮)

この仕組みで、経済は需要がある限り拡張し続ける構造になっています。


✅ なぜ富裕層に有利な構造になるのか?

① 富裕層や資本家は「お金を借りることに有利」

→ すでに資産を持っているため、担保力や信用力が高く、より低利で大量の資金を借りることができる。

② 借りたお金でさらに資産(株・不動産・事業)を買う

→ 資産価格が信用膨張とともに上昇すれば、含み益でさらに富が増える

③ 企業の利益は「労働者<資本家・経営者」に分配される構造

→ 賃金は緩やかにしか上がらず、資産からのリターン(配当・売却益など)が圧倒的に有利
→ この構造により、資本の所有者がますます富を増やし、格差が拡大する。


✅ 要するに、こういう構図です:

信用創造 → 貨幣供給拡大 → 資産価格上昇 → 富裕層がより有利にアクセスしやすい → 富の集中


🔄 逆に、労働者(現金保持者)はどうなるか?

  • 手元の現金はインフレにより実質的価値が目減り
  • 賃金の上昇は遅く、資産インフレに追いつかない。
  • 資本にアクセスしなければ、「膨張する経済の果実」を受け取れない

💡 結論:

経済の成長とは単なる「GDPの増加」ではなく、「信用の膨張とそれをどう取り込むか」という構造的なゲーム
このゲームで有利なのは、資本を持ち、信用を得やすく、レバレッジをかけられる者。
だからこそ、庶民も「資本の側」に一歩でも踏み込む=株式などの資産運用を始めることが、防衛策としても重要です。

分かりましたか??

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