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SDGsと気候変動をめぐる「嘘」と陰謀論

生き方とマインドセット
地球温暖化

本質を考える医師です

以前ほどSDGsという単語をテレビで目にすることは減ったような印象もありますが、これは自分がテレビを見ることが減ったからではないか?と感じる今日この頃

SDGsも随分嘘くさい話だなぁと思いながら・・・


SDGsに対する懐疑的な視点

SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年に国連で採択された17の目標で、貧困撲滅や気候変動対策、ジェンダー平等を目指すものとして知られています。しかし、一部ではSDGsが「高邁な理想」の裏に隠された意図を持つと主張する陰謀論が存在します。以下のような主張がXの投稿やオンラインで散見されます:

  • グローバル統制の道具:SDGsが「新世界秩序」を目指す勢力により、国家や個人の自由を制限する手段として使われているとの説。
  • 企業利益の誘導:SDGsやESG(環境・社会・ガバナンス)投資が、特定の企業や金融機関の利益を増やす「錬金術」だとの批判。
  • 科学的根拠の欠如特に気候変動対策(目標13)について、二酸化炭素(CO2)が温暖化の主因とする科学的コンセンサスに疑問を投げかける声。

これらの陰謀論は、SDGsの普遍性が「反対しにくい」ことを利用し、政治的・経済的な意図を疑う立場から生まれています。ただし、こうした主張は証拠が曖昧で、極端な解釈に依存する傾向があります。

地球温暖化とCO2をめぐる議論

地球温暖化とCO2の関係は、科学的にも議論の分かれるテーマです。以下に、主流の見解と懐疑論を整理します。

主流の科学的見解

  • IPCCの報告:気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、CO2などの温室効果ガスが温暖化の主因とし、産業革命以降の気温上昇(約1.1℃)は人間活動によるものと結論づけています。
  • パリ協定:2015年のパリ協定では、気温上昇を2℃未満(理想的には1.5℃未満)に抑えるため、CO2排出削減が求められています。
  • 異常気象豪雨や熱波、干ばつなどの増加が、温暖化の影響として報告されています。

懐疑論の主張

  • CO2の影響は誇張気象学者のリチャード・リンゼン氏らは、CO2の影響を過大評価していると主張。CO2濃度(約0.04%)が気温に決定的な影響を与えるか疑問視する声も。
  • データへの疑問:台風や豪雨の増加を示す明確な統計がない、海氷減少やサンゴ礁の消失が誇張されている、といった指摘。シロクマの個体数増加も一部で強調されます。
  • 自然サイクル地球の気候は過去にも氷河期や温暖期を繰り返しており、現在の温暖化は自然変動の一環だとする見解。

利権の関与

CO2削減政策が特定産業に利益をもたらすとの批判も根強いです:

  • 再生可能エネルギー太陽光パネルや風力発電の推進が、中国や欧州の企業に利益をもたらしています。
  • ESG投資金融機関がESGを名目に巨額の手数料を得ており、「グリーンウォッシュ」(見せかけの環境対策)が問題視されています。
  • 既得権益の再編:SDGsやカーボンニュートラルが、石油産業を弱体化させ、新興企業に有利な市場を作り出すとの見方。

科学と陰謀論の境界

温暖化やSDGsをめぐる議論は、科学的事実と経済的利権が絡み合い、陰謀論が生まれやすい土壌があります。科学的コンセンサスはCO2の影響を強調しますが、懐疑論も一部の専門家から支持されており、完全に無視するのは早計です。一方で、陰謀論は証拠が薄弱な場合が多く、感情的な反発に終始するリスクがあります。後編では、SDGs関連投資の動向や、メディア・政治の役割を掘り下げ、この問題の本質に迫ります。

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