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LAB LEAK 前編 

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LAB LEAK

本質を考える医師です

トランプ大統領が公式サイト(以下)で「COVID-19の起源に関するラボ漏洩説」を展開しています。

さて、オールドメディアは報じないどころか

この発信自体を「気狂い大統領トランプさんの誤情報爆誕」くらいの雰囲気で報道しているので

これに関してまとめてみました。

長いのでまずは前半部分を。

https://www.whitehouse.gov/lab-leak-true-origins-of-covid-19/ のウェブサイト(以下、ホワイトハウスウェブサイト)の内容をセクターごとに整理し、主要な主張を原文から翻訳して引用し、それぞれの主張についてわかりやすく説明します。ウェブサイトの内容は、COVID-19の起源に関するラボ漏洩説を強く支持し、関連する政府機関、人物、政策への批判を含む広範なものです

以下のセクターに分けて説明します:

  1. COVID-19の起源(ラボ漏洩説)
  2. アンソニー・ファウチ博士と「プロキシマル・オリジン」論文
  3. エコヘルス・アライアンスと利益相反
  4. 中国共産党と世界保健機関(WHO)の役割
  5. 米国政府の透明性と調査の妨害
  6. 公衆衛生政策の失敗
  7. 結論と今後の提案

各セクターで、原文の翻訳、説明、批判的考察を提供します。また、ウェブサイトの情報は2025年4月19日に公開されたもので、トランプ政権の視点が強く反映されている点に留意してください。情報は参照資料(など)に基づき、必要に応じて他の視点も補足します。

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1. COVID-19の起源(ラボ漏洩説)

主要な主張(原文翻訳)

ラボ関連のインシデントがCOVID-19の起源として最も可能性が高い。…ウイルスは自然界には存在しない生物学的特徴を有している。すべてのCOVID-19症例が単一のヒトへの導入に由来するデータは、複数のスピルオーバーイベントがあった過去のパンデミックとは対照的である。武漢は中国最大のSARS研究ラボの所在地であり、適切でないバイオセーフティーレベルで機能獲得研究(遺伝子改変や生物の強化)を行ってきた歴史がある。武漢ウイルス研究所(WIV)の研究者は、2019年秋、COVID-19が湿った市場で発見される数ヶ月前に、COVID様の症状で病気になっていた。」

説明: ホワイトハウスウェブサイトは、COVID-19が武漢の研究所(特に武漢ウイルス研究所、WIV)から漏洩したとするラボ漏洩説を「最も可能性が高い」と断定します。主な根拠として、ウイルスの「自然界にない特徴」(例:フリン切断部位)、単一導入の疫学的データ、WIVの機能獲得研究の歴史、研究者の早期発病を挙げます。これらは、ウイルスが自然界から動物を介してヒトに感染した(ゾウノーシス)という従来の説に対抗するものです。

わかりやすく

  • ウイルスの特徴:SARS-CoV-2には、特定の遺伝子配列(フリン切断部位)があり、これが自然界ではまれだと主張。研究室で人工的に作られた可能性を示唆。
  • 単一導入:通常のパンデミックでは動物からヒトへの複数回の感染が起きるが、COVID-19は一回の感染イベントから広がったとされる。これはラボからの単一の漏洩と一致すると主張。
  • 武漢の状況:WIVはコロナウイルス研究の中心地で、バイオセーフティーが不十分だったと指摘。2019年秋に研究者が病気になったという報告を、漏洩の証拠として提示。

批判的考察

  • ラボ漏洩説は、CIAやFBIの一部が「可能性が高い」と評価したが、「低信頼度」とも注記している。一方、多くのウイルス学者は、フリン切断部位が自然界でも発生可能で、ゾウノーシスが依然として有力だと主張。
  • WIV研究者の病気は未確認情報であり、具体的な証拠が公開されていない。中国政府の不透明さも問題だが、自然起源を否定する決定的な「スモーキングガン」はまだない。
  • この主張は政治的意図が強く、トランプ政権の中国批判や前政権への攻撃の一環と見られる。

2. アンソニー・ファウチ博士と「プロキシマル・オリジン」論文

主要な主張(原文翻訳)

『SARS-CoV-2のプロキシマル・オリジン』論文は、公衆衛生当局やメディアによってラボ漏洩説を否定するために繰り返し使用されたが、ファウチ博士によって自然起源の好ましいナラティブを押し進めるために促された。…ファウチ博士のシニアアドバイザー、デビッド・モレンズ博士は、選択小委員会の調査を意図的に妨害し、議会に対して複数回嘘をついた可能性があり、連邦COVID-19記録を違法に削除し、エコヘルス・アライアンスのピーター・ダザック博士とNIH助成プロセスに関する非公開情報を共有した。」

説明: ウェブサイトは、アンソニー・ファウチ博士(元NIAID所長)が、自然起源説を支持する論文「The Proximal Origin of SARS-CoV-2」(2020年発表)を意図的に推進し、ラボ漏洩説を抑圧したと非難します。この論文は、SARS-CoV-2が自然起源である可能性が高いと結論づけ、初期に広く引用されました。また、ファウチの側近モレンズが、議会調査を妨害し、記録を削除したとして批判されています。

わかりやすく

  • 論文の背景:2020年に発表されたこの論文は、ウイルスの遺伝子解析に基づき、自然起源が妥当と主張。ウェブサイトは、ファウチが論文の執筆を「仕掛けた」とし、科学を政治的に利用したと批判。
  • モレンズの行動ファウチの側近が、調査に協力せず、メール削除や非公開情報の共有を行ったとされる。これは透明性の欠如を示す証拠として提示。
  • ファウチへの攻撃:ファウチは、ラボ漏洩説を「陰謀論」と否定したとして標的に。バイデン前大統領によるファウチへの恩赦も、隠蔽の証拠と主張

批判的考察

  • ファウチは2024年の議会公聴会で、ラボ漏洩説を完全に否定せず、論文が政治的に操作されたという主張を反駁。論文の著者らも、科学的根拠に基づく結論だと主張。
  • モレンズの行動は問題だが、ラボ漏洩の直接証拠にはつながらない。記録削除は倫理的問題だが、ウイルスの起源とは別次元の話。
  • ファウチへの攻撃は、トランプ政権と対立した公衆衛生専門家への政治的報復の側面が強い。恩赦は、ファウチへの脅迫や訴訟リスクを考慮した措置と見られる。

3. エコヘルス・アライアンスと利益相反

主要な主張(原文翻訳)

エコヘルス・アライアンス(ECOHEALTH):ピーター・ダザック博士の指導の下、エコヘルスは米国の納税者の資金を使用して、中国武漢で危険な機能獲得研究を促進した。選択小委員会がエコヘルスがNIH助成金の条件に違反した証拠を公開した後、米国保健福祉省(HHS)は公式の除外手続きを開始し、エコヘルスへのすべての資金提供を停止した。」

説明エコヘルス・アライアンスは、NIHから資金を受けてWIVと協力し、コロナウイルスの機能獲得研究(ウイルスの感染力や致死性を高める研究)を行ったとされます。ウェブサイトは、これがCOVID-19の起源につながった可能性を強調し、エコヘルスが助成金の透明性ルールを破ったと批判。HHSによる資金停止は、この違反の結果とされています。

わかりやすく

  • エコヘルスの役割エコヘルスは、WIVに資金を仲介し、コロナウイルス研究を支援。ウェブサイトは、この研究が危険で、ウイルスの漏洩を引き起こした可能性があると主張
  • 違反と処罰:エコヘルスが、研究の進捗や安全性を適切に報告しなかったとして、HHSが資金を停止。ダザック博士は利益相反(WIVとの密接な関係)を隠したと非難。
  • 政治的文脈:エコヘルスは、ラボ漏洩説を否定する科学者の中心人物(ダザック)が率いるため、トランプ政権の標的に。

批判的考察

  • エコヘルスが資金をWIVに提供したのは事実だが、WIVで研究されたウイルスがSARS-CoV-2と直接関連するという証拠は乏しい。民主党の報告書は、WIVの研究ウイルスがSARS-CoV-2と「遺伝的に遠すぎる」と指摘。
  • 資金停止は、共和党主導の調査による政治的圧力の結果とも見られる。ダザックの利益相反は倫理的問題だが、起源の証拠には直結しない。
  • 機能獲得研究の危険性は広く議論されているが、ウェブサイトはこれを過度に単純化し、科学的議論を政治化しているとの批判がある。

4. 中国共産党と世界保健機関(WHO)の役割

主要な主張(原文翻訳)

「WHOのCOVID-19パンデミックへの対応は、中国共産党からの圧力に屈し、中国の政治的利益を国際的義務より優先したため、完全な失敗だった。…中国共産党は、COVID-19の起源に関する調査を妨害し、武漢ウイルス研究所が中国人民解放軍と関係を持っていることを隠蔽した。」

説明: ウェブサイトは、中国共産党(CCP)がパンデミックの初期情報を隠蔽し、WHOがこれに協力したと非難します。具体的には、WHOが中国の圧力でラボ漏洩説を「極めてありえない」と早期に却下したこと、CCPがWIVの軍事関与を隠したことを問題視。WHOの「パンデミック条約」も米国の利益を損なうと批判しています。

わかりやすく

  • WHOの失敗:WHOは2021年の報告書で、自然起源を支持し、ラボ漏洩説をほぼ否定。ウェブサイトは、これが中国の影響による偏向だと主張。
  • 中国の隠蔽CCPが武漢の初期データ(サンプル、記録)を破棄または隠し、調査を妨害。WIVが軍と関係があるという未公開情報も、漏洩説の根拠に。
  • パンデミック条約WHOが提案する新たな国際協定は、米国の主権を脅かすとされ、トランプ政権が反対。

批判的考察

  • WHOの2021年報告書は、中国との共同研究であり、データアクセスが制限されたことは事実。しかし、WHOは後にラボ漏洩説の再調査を推奨し、完全な否定はしていない。
  • 中国の不透明さは広く批判されているが、WIVの軍事関与や漏洩の具体的な証拠は、機密扱いまたは未公開。ウェブサイトの主張は、憶測に依存している部分がある。
  • パンデミック条約への批判は、トランプ政権のWHO離脱(2025年1月開始)と一致し、国際協力を避ける政治的姿勢を反映

 

補足

  • ウェブサイトの原文は、2025年4月19日公開時点の内容に基づきます。最新情報はホワイトハウス公式サイトで確認してください。

 

👉後半に続きます

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