" /> 医師が考える子供の教育 | おのれの緒  〜い・しょく・じゅう〜 

【育】医師が考える 子どもの教育とは

’い’ 育 教育
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本質を考える人です。

 

医師が考える教育とは?

あまり学術的な話でも、専門性のある話ではありません。どこか本能的・感覚的な話です。

 

書こうと思ったきっかけは自分よりもはるかに稼いでいる大先輩とのやりとりでふと思うことがあったからです。

大先輩のお子様とうちの長男が同い年なんです。

先日、長男(5歳)を受験させるか聞かれました。そして大先輩は長男の教育に月に数十万円ほどかけている(投資?)とのことです。

 

自分はまだ長男に習い事をさせていません(幼稚園後のサッカーくらい)。

都会ではそんなにお金をかけて教育しないといけないのか?もちろん都心に住んでいて、稼ぎもはるかに多い大先輩の環境にあれば、そこにつぎ込むことが普通なんだと思います。環境は怖いです。

金さえ余るほどあれば自分もそうしているかもしれません。

親であれば、子どもに苦労させたくないし

子どもが将来成功するために、高学歴を目指すことは多くの家庭が目標としていることかもしれません。

そのための教育資源や教育機会はお金によって獲得する時代、のような風潮があります。

教育機会の不平等は所得の不平等とある程度相関がありそうです。

そんな事実?感覚も教育ビジネスと格差を生んでいるかもしれません。

 

大先輩が多くの教育費をかけている話を妻にしたところ、

みんなが習い事をしているとやらせていない自分達は不安になるし、

妻がフォローしているインフルエンサーの家庭もビシッと決めた格好で受験用の家族写真を撮影して、小学校受験に向けて準備をしている様子を投稿していたようです。

 

さて、学校ってそんな偉いところなんでしょうか?

とはいえ、自分は学校が割と好きな方でしたが、校則というものがとても嫌いでした。

特に高校です。田舎の進学校なのでヘンテコな校則が多い印象があります。時代も時代だけに。

学校の2km圏内に自宅があると自転車通学禁止、冬季のマフラー禁止、シャツの下に色のあるTシャツ禁止、、、、意味不明です。

2km圏内に自宅がある自分は自転車を近くのコンビニに乗り捨てて通学していましたし、Tシャツ注意されたから何だって感じでシカトしていました。特に体育教師がうるさかったなぁと。

社会性を育み、世の中の秩序を整えるために了解可能なものはいいのですが、正直そのルールって何のため?というものが多すぎます。

田舎ほどその傾向が強いのでしょうか・・・

  

よく投げかけられる質問として

良い学校に入学することが人生の目標でしょうか?

目標ではないにしろ、手段としては非常に有効だと思います。

良い学校に入学することはその後の人生を円滑に進めていく上で助けになると思います。

それは人間関係であったり、教育資源や教育機会であったりと非常に恵まれた環境であるからです。

 

自分は中学、高校と塾にはほとんど行きませんでしたが、高校3年生の夏に都会の予備校の夏期講習を受けてなんてわかりやすいんだと驚愕した記憶があります。それにもっと早くこういった授業を受けたかったと思ったりもしました。

なので、やはり教育資源の質は非常に大事だとは思います。 

 

質の高い教育資源とはお金を払わないと出会えないのでしょうか?

 

教材、という点においてはそうかもしれません

しかし、誰しも自分の人生を変えてくれた先生や師と呼べる人がいるのではないでしょうか

それは学校や職場など

そういった出会いに恵まれるかどうかも人生を大きく左右すると思います

運を引き寄せるためには

徳を積んだり

自己肯定感を育てておくことが大事だと思います

 

とはいえ、受験のため、点数を稼ぐための勉強も気になるのが親心です

与えられた教育による恩恵を享受できるかは本人次第です。

その素質をどれだけ持っているか?が大事かと思いますが

自分の考えとしては、それは小学校に入る前にある程度完成すると思います。

 

素質とは何だろうか?

 

宗教に嵌る、占いに頼る、誰かの意見で決断するなど

自分で自分を決められない人が少なくない現代です。

人がやっているから自分もそうする

専門家(っぽい人)がそう言っているから自分もそれに従うなど

自分の中で、思考がぶれていたり、判断の軸がぶれていたり

そもそも自分なりの意思決定がほとんどなかったり

価値判断の基準も人からの視点になり

しいては幸せの基準も、他人と比較して、がベースとなろうかと思います

 

素質とは自分で考え行動できる力だと思います。

それは日常生活や遊びの中で培うものではないでしょうか?

 

子どもの本当の幸せとは何か?と

子どもの教育はどうあるべきか?は非常に難しい問題だなと思います

ただやはり、子は育つ、勝手に育つ

大人はそれを邪魔しないことが大事だと思います

幸せかどうかは自分で考えて貰えばいいと思います

 

個性=出る杭、として打たれることが多い日本社会ですが

とはいえ、他人に礼を欠いた行動は日本人然たる行動としてはいかがなものかと思います。

教育において最低限大事なことは

人様の迷惑にならないよう、礼の念を持つことかと思います

それは夫婦間など身近な大人のやりとりが一番子供にとっては重要であることを肝に銘じてほしいと思います。 

 

上っ面の受験勉強能力を高めたとて

将来お金持ちになったとて

それが幸せなのかどうかは別問題です

 

親は誇らしかったり

安心できたりしますが

それは親のエゴであり、大きなお節介です

 

結論、教育は難しい

でも何もしてあげないのは・・・

 

というわけで

我が家では

① できるだけ本をたくさん読みきかせる

② できるだけ外で遊ばせてあげる

③ できるだけ本物の食事を提供してあげる(食育)

④ 片付けさせる

⑤ 夫婦は仲良くし、他人に礼を欠かない

 

本は図書館で借りてくればタダですから

こんな素敵な公共サービスはないですね

せっかく自治体に税金を払っているんですから

行政のサービスも十分に利用するべきです

 

食事に関しては、子供たちは自分で選ぶことはできません

本当の味覚を小さいうちに育てていくことがいかに重要か

ここに関して考えている人は少ないと思います

食に関しては取り上げようとするとこれはとても壮大なテーマになりますので

また、今後、機会があれば少しずつ書くかもしれません。

 

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