マイホームには“本質的な価値”を追求したい──
そんな思いを抱えながら、私たちは土地探しから始め、注文住宅の計画をスタートしました。
いよいよ「この土地に決めよう」と思ったとき、最初に立ちはだかる壁が【住宅ローン審査】です。

私たちも実際に土地の契約に進む前に、「仮審査(事前審査)」に通過しておくことで、安心して契約を結ぶことができました。ただし、土地契約の手付金を守るためには【ローン特約】を活用する必要があり、その特約の期限内(一般的には契約後1ヶ月程度)に【本審査の通過】が必要となります。
ここで直面したのが、**本審査は想像以上に書類が多くて大変!**という現実。
調べてみると、仮審査と本審査には明確な違いがありました。以下に、その違いや準備すべきことをまとめておきます。
【事前審査と本審査の違い】

項目 | 事前審査 | 本審査 |
---|---|---|
目的 | 返済能力や信用情報の概要確認 | 融資可否を最終判断する厳密な審査 |
タイミング | 売買契約前 | 売買契約後 |
審査機関 | 金融機関の支店レベル | 金融機関本部+信用保証会社 |
審査の精度 | 簡易的 | 詳細かつ厳密 |
所要期間 | 3〜4営業日程度 | 1〜2週間程度 |
必要書類 | 比較的少ない | 多くの詳細な書類が必要 |
審査でチェックされる内容と注意点

調べていて分かったことですが、住宅ローンの審査は**「信用」が非常に重要**です。これまでの契約や支払いの滞り、他のローンの有無なども細かく見られます。
また、借入額が大きい場合は審査を行う担当者の階層(支店長決済、本部決済など)が変わってくることもあり、より厳しい目で見られます。
特に注意してほしいのは、
「借りられる金額」と「生活にゆとりを持って借りていい金額」は違うということです。
審査に通ったからといって、その金額が自分たちにとって適正とは限りません。マイホームはあくまで「豊かな暮らし」を実現するための手段。人生全体の予算配分を考えることが何よりも大切です。
審査に向けて準備しておくべき書類

▼ 本審査で必要な主な書類
- 本人確認書類(免許証やパスポート)
- 健康保険証
- 所得証明(源泉徴収票など)
- 物件に関する書類(間取り図、工事請負契約書、見積書など)
- 他の借入がある場合は返済予定表
- 印鑑・印鑑証明
※書類によっては「発行から3ヶ月以内」などの有効期限があるので要注意!
▼ 事前審査に必要なもの
- 住宅ローン申込書(事前審査用)
- 収入確認書類
- 物件情報(チラシ・間取り図・見積書など)
- 本人確認書類
- 認印
住宅ローン審査をスムーズに進めるために

思った以上に重要なのが、建物の情報です。
審査段階から、かなり詳細な間取りや予算情報を求められることがあります。
そのため、工務店さんや設計士さんとは早い段階でしっかり打ち合わせをし、
「どんな家を、どんな予算で建てたいのか」を共有しておくことが重要だと感じました。
まとめ:本質的なマイホームを叶えるために

住宅ローン審査は、書類の準備も多く、気づかぬ落とし穴もあります。
でも、そこで立ち止まることなく、ひとつずつ丁寧に対応していくことで、自分たちの理想の住まいに近づけるはずです。
そして最後に、もう一度伝えたいこと──
審査に通ることがゴールではなく、ゆとりある暮らしを続けていけるかどうかが大切。
マイホームは人生の中でも大きな選択。
だからこそ、焦らず、本質を見失わずに進んでいきましょう。
審査に落ちたら?
縁がなかっただけだと思ってください
土地があなたを選ぶのです
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