本質を考える医師です

2025年のGWはのんびりと過ごしていましたが
yahooニュースにメルツ首相の就任がトップニュースとして報道されていました。例にも漏れず、日本での報道は随分と事実を歪曲したり、隠したりして断片的なものなので一連の流れがイマイチよくわかりません。
そこで、調べてみると面白いことが背景にあるとわかりました。陰謀論ですか?
メルツ首相の就任と政権発足の経緯
2025年5月、フリードリヒ・メルツ氏がドイツの新首相に就任しましたが、連邦議会(ブンデスターク)での初回投票では過半数を得られず、同日に行われた2回目の投票でようやく承認されました。 この異例の展開は、CDU-SPD連立内の不協和音や、AfD(ドイツのための選択肢)との関係を巡る党内の意見対立が背景にあるとされています。 フィナンシャル・タイムズ
AfDとの関係と極右指定の経緯
選挙前、メルツ氏はAfDとの協力を示唆する発言をしていましたが、政権発足後は方針を転換し、AfDを「極右過激派」として連邦憲法擁護庁(BfV)が正式に指定しました。 この指定は、AfDの移民政策や民族主義的な発言がドイツ基本法に反すると判断されたためであり、党員の監視や通信傍受などの措置が可能となります。
ただし、AfDはこの指定に対して法的に異議を申し立てており、現在は「極右過激派の疑いがある組織」としての監視にとどまっています。

不法移民による犯罪が多発しているので、不法移民に対してきっちりと対応していこうという趣旨なのですが、これが法律違反なんだとさ。家に勝手に入ってきた泥棒に対して、泥棒にも人権がある、と言って酌量するようなもんですかね?
国際的な反応と批判
この動きに対して、アメリカの一部政治家を含む国際的な批判も存在します。 特に、AfDの支持者や一部の保守派からは、政権が選挙後にAfDを排除するために極右指定を利用しているとの懸念が示されています。 しかし、BfVはこの措置が法的根拠に基づくものであり、ドイツの民主主義と憲法秩序を守るための正当な対応であると主張しています。 DW+9ガーディアン+9ザ・タイムズ+9
まとめ
メルツ政権のAfDに対する対応は、選挙前後での姿勢の変化や、極右指定に伴う監視措置など、国内外で議論を呼んでいます。 このような動きが民主主義の原則とどのように整合するのか、今後の展開を注視する必要があります。
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