本質を考える医師です
今日のテーマは
有機食品とがんの関係 🌱🌿🌟
がんの成長には5年から40年ほどの時間がかかると言われています。そのため、特定の物質ががんと関係があると証明される頃には、すでに多くの人ががんを発症し、苦しんでいる可能性があります。過去を振り返ると、タバコや農薬、動物性脂肪といったものが健康に悪影響を与えることが指摘されながらも、規制が進むまでに長い年月を要した例が数多く存在します。さらに、食品添加物やプラスチックの影響についても、同様の議論が続いています。
喫煙と発がんの関係 🚬💉💀
喫煙が発がんリスクを高めることは、今や常識ですが、科学的に証明されるまでには長い時間がかかりました。例えば、以下のがんとの関連が強いことがわかっています。
喫煙が寄与するがんの種類とリスク
- 肺がん → 非喫煙者に比べ、喫煙者は約20倍のリスク
- 咽頭がん・喉頭がん → 5~10倍
- 食道がん → 5~10倍
- 膀胱がん → 2~4倍
- 膵がん → 2~3倍
タバコとがんの関係が取り上げられ始めたのは1960年代ですが、喫煙に対する厳格な規制が進んだのは1990年代以降。科学的根拠が示されてからも、タバコ産業の影響力が大きく、規制には何十年もかかりました。この間に、数えきれないほどの人々がタバコの影響で健康を損なったのです。
農薬とがんの関係 🌾💉💥
タバコと同様に、農薬の発がん性についても議論が続いています。例えば、
- グリホサート(ラウンドアップ) → 2015年にWHOのIARC(国際がん研究機関)が「発がん性の可能性あり(2A)」に分類
- 有機リン系殺虫剤 → 神経系への影響に加え、発がん性の可能性
また、農薬を使用することが必ずしも農作物の生産性向上に寄与しているとは言い切れません。確かに、
- 害虫や病気による損失を減らす
- 保管中の腐敗を防ぐ
- 除草剤の使用により労力を削減する
といったメリットはありますが、農薬に頼らずとも収量を維持する方法(有機農法など)も存在します。それにも関わらず、農薬が広く使用されるのは、農業の経済性が優先されているからです。特に、大規模な農業ビジネスにとっては、短期的な利益の確保が重要視されるため、長期的な健康リスクよりも優先されがちです。
さらに、農薬の影響は土壌や水源にも及びます。長年にわたる農薬の使用によって、土壌の微生物環境が破壊され、農作物の栄養価が低下しているという研究もあります。つまり、私たちは単に農薬のリスクを避けるだけでなく、より栄養価の高い食材を選ぶためにも、有機食品を意識するべきなのです。
経済的要因が規制を遅らせる 💰📊💪
元アメリカ副大統領のアル・ゴアは、「人は失業するようなことに関しての事実は認めたがらない」という趣旨の発言をしています。実際、喫煙や農薬などに関する規制は、それらに依存する産業が存在するため、簡単には進みません。
- タバコ産業 → 喫煙の健康被害が明らかになっても、数十年にわたって規制が遅れた
- 農薬業界 → グリホサートの発がん性が指摘されても、多くの国で使用が続いている
- 食品添加物・プラスチック業界 → 化学物質の人体への影響が疑われても、広範な規制がなされるまでに長い時間がかかる
このように、規制の判断には経済的な要素が絡み、一人ひとりの健康が後回しにされがちです。それが世の中の仕組み、原理原則に染みついた考えである以上、私たちは過去の例から学び、常に疑問を持ち続けることが大切です。
我々ができること 💡🌱🌟
こうした状況を踏まえると、「公の機関が安全と言っているから大丈夫」と鵜呑みにするのではなく、自ら知識を持ち、より安全な選択をすることが重要です。
具体的には、
- 有機食品(オーガニック)を選ぶ → 残留農薬のリスクを減らせる
- 加工食品を避ける → 添加物や保存料による健康リスクを下げる
- 食品の原産地や成分を確認する → 国ごとの規制の違いを考慮する
- 信頼できる生産者を見つける → 地域のオーガニック農家や、無農薬野菜の定期便を活用する
未来の健康は、日々の選択の積み重ねによってつくられます。情報に流されず、自分自身で考え、より自然なものを選んでいくことが、私たちの健康を守るために必要な姿勢ではないでしょうか。 🚀💪🌿
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