" /> 食と健康 ブラジルにおける乳がん発症率と肉の消費習慣 | おのれの緒  〜い・しょく・じゅう〜 

【食】食と健康 ブラジルにおける乳がん発症率と肉の消費習慣

’しょく’ 食のこと
玄米麹

 本質を考える医師です

 ブラジルにおける乳がん発症率と肉の消費習慣

かつてブラジル🇧🇷は経済的に発展していない時期がありましたが、その時期であっても乳がんの発症率は欧米諸国と大きく変わらないという事実が確認されています。なぜこのような状況が起きたのでしょうか?


肉の消費習慣と乳がん発症率

ブラジルでは、肉🍖の消費が非常に多く、1日に3回も肉を食べることが一般的な食生活となっていました。この食習慣が乳がん発症率に関係している可能性が指摘されています。

  • 過剰な赤身肉の摂取:特に加工肉や焼き肉など、高温調理された肉の摂取が頻繁に行われることで、発がん性物質の生成や過剰な脂肪摂取につながる可能性があります。
  • 脂肪酸のバランスの問題:穀物で飼育された家畜の肉が主流であった場合、オメガ3とオメガ6のバランスが偏ることが考えられます。
  • ホルモン剤の影響:家畜の成長を促すために様々な種類のホルモン剤が使用されていたことも、健康への影響を及ぼす要因とされています。

経済発展と食習慣の変化

ブラジルが経済的に発展する中で、食生活の変化が起きました。特に、加工食品の消費や欧米型の食事スタイルが普及したことで、健康への影響が懸念されるようになりました。

  • 加工食品の普及:安価で手軽に摂取できる加工食品が広まり、伝統的な食事スタイルからの変化が見られます。
  • 脂質バランスの悪化:安価な穀物飼育の肉が増え、オメガ6の過剰摂取が問題視されるようになりました。

肉や乳製品の消費とがん発症率

疫学的な研究により、どの国においても肉や加工肉、乳製品の消費とがん発症率の間に直接的な因果関係がある可能性が示唆されています。日本においても、これらのリスクについての教育が十分に行われているかどうか、疑問が残ります。


食生活を見直す必要性

肉や乳製品は現代の私たちの食生活にとって欠かせないものとなっています。しかし、これらを一切排除して、古典的な日本食だけで生活することは現実的ではありません。

選択肢として重要なのは、**グラスフェッド(牧草飼育)**の肉や乳製品を取り入れることです。気をつけるべき点は、たとえ有機大豆や有機とうもろこしで育てられた家畜であっても、オメガ6を多く含んでいることがあるという点です。あくまで、オメガ3を豊富に含んでいることが選ぶ上で大事なポイントとなります。


まとめ

ブラジルの事例を通じて見えてくるのは、食生活の質が健康に大きな影響を与えるということです。私たち自身が意識的に食品を選び、オメガ3とオメガ6のバランスを調整することが、健康維持の鍵と言えるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました