本質を考える人です。
こどもたちの教育に関して割としょっちゅう考えては悩んでいます。親の役割とはなんでしょうか?
甘やかしてもいけないだろうし、厳しすぎてもいけないだろうし、いい塩梅って難しいなと感じています。大人が想像する以上にこどもたちは敏感だから「大人の言っていることの矛盾」に気づくと思います。そのためには筋を通すのが大事だと思うのですが、それもまた難しいなと、難しいことだらけです。
最近、2歳ちょっとの次男が、みんなと同じタイミングでご飯食べない、お風呂に入りたがらない、などイヤイヤが全開です。そんな姿を見ながら、自分としては次男が「自立」しようとしているんだなと思っています。
👉どうしようもないイヤイヤ期に関して考察した記事がこちら
【育】子育ちを考える どうしようもない時もある
そんなこんなで今回は、「反抗期」に関して考えてみたいと思います。
自分には反抗期がなかった
親には、「反抗期のない息子だった」と言われます。これは中学から高校にかけての話ですが、自分も親に反抗した記憶はあまりありません。
うまくコントロールされていた?反抗できないほど抑圧されていた?なんでかなと思い返すと「親側のスタンス」、「自分のスタンス」でそれぞれひとつずつ要因があったのかなと思います。
「親のスタンス」
両親ともあまり自分のやることに口を出してきたことはありません。珍しいかもしれないですが、親に「勉強しなさい」と言われたことは1度もありません。
特に父親には何かをしなさいとか、どうしなさいとか自分の行動を決めるようなことを言われたことはありません。もちろん「医学部に行きなさい」とか「医者になりなさい」と言われたことはありません。
逆に良く言われたのは、嘘をつくな、でした。昔、家の中で布製の小さなボールを蹴って遊んでいて父の大切に育てている観葉植物の鉢を倒したりしていました。観葉植物用の粒の比較的大きい砂みたいなものが溢れるんですが、それを一生懸命に両手でかき集めて戻して、倒したことを誤魔化していましたが、流石に小学生くらいの小細工では、大人の目をごまかすことはできません。その後、父に「この鉢倒した?」と聞かれると怒られるのが嫌なので、咄嗟に倒していないと何回も嘘をついて誤魔化そうとしていました。でも十中八九バレるので、いつも「嘘はつくな」と怒られていました。
今思い出すと、倒した・倒していないのどっちでも怒られるんじゃないかと思います。倒した時点でアウトですね・・・。
でも本当に父から何か注意されたりすることは滅多になくて、特に勉強に関わることに関しては何も言われませんでした。
母も基本そんなスタンスでした。
「自分のスタンス」
自分の選択を妨害されたり、否定されたりなどで反抗した記憶はありません。特に中学生の時くらいからは、自分の中では家は休むところだと思っていました。なので、両親に反抗することは自分にとって何もメリットのないことでした。
むしろ、学校に敵意を抱いていました。
あまり正直に書きすぎると反感を買うかもしれないですが、高校生の自分には「学校の先生の何が偉いのか?」と思っていました。特に体育教師の偉そうな態度は理解不能でした。校則というのも意味不明で、マフラーを巻くのは禁止とか、ワイシャツの下に色のついているTシャツを着るのは禁止など、それを取り締まってどうするん?と。自分はYシャツの下はオレンジのTシャツを良く着ていました。
勉強は自分の将来に関わるので頑張りますが、意味のわからない決まりに従うことはしませんでした。それぐらい意志が強くていいと思うんですけど。もちろん、尊敬できる先生もたくさんいました。人間的な魅力のある先生との出会いにも恵まれたと感じています。
学校の先生には扱いにくい生徒だったとは思いますが、学校のいうことに従う人生は自分には到底受け入れられませんでした。そしてその反骨精神というか自立心というか、自分の人生を自分の責任で持って決めていく心が折れることなく育っていったのは自分の幼少期に転換点があったと理解しました。
幼少期にあった転換点
母親は今でこそ、何も言わないですが、昔はいわゆる「良い子」に育てようと必死で、必死に自分のことを躾ようとしていたようです。もちろん記憶にはないですが、2・3歳の頃の自分はこれに対して、頭を床にぶちつけて怒りまくって反抗していたようです。やばいやつです。
そんなタイミングで保育園に入れられるわけですが、ここの保育園の指導が良かったことが自分にとっての大きな転換点だったと思っています。
母が保育園で言われたこと
その保育園に入って母は随分と多くを学んだとのことです。
入園後に頭をぶつけて怒る息子の相談をして、お婆ちゃん先生に言われたことは、
「母も強いが息子も強い」
「子供は必要なことしかしないから、命に関わることや他人に迷惑をかけるようなことでなければ干渉しないこと」
「何か子供に怒りたいことがあれば紙に書いて、お婆ちゃん先生のところに持ってきなさい」
と言われたようです。
強い母は、本当の意味で強い母になる覚悟を持ったことでしょう。そのおかげで今の自分がいると感謝しています。

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