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【生】誰かの赤字は誰かの黒字

’い’ 生きるヒント

 

 インデックス投資は最強、でも日本の高配当株投資もしている投資初心者です。

 

 今日は、ふと聞いた経済の勉強がテーマです。

 

 テーマは「誰かの赤字は誰かの黒字」

 

 この言葉を聞いた時、そうそう昔から思っていたことってまさにこれだよね、と感じました。

 これはなんの話かというと、国の経済の話です。

 国の経済ってのは

 ①家計

 ②企業

 ③政府

 ④海外

 以上の大まかに4つの枠組みから構成されています。

 

 さて、世の中に流通する『お金』の量が変わらないとすれば

 当たり前ですが、「誰かの赤字は誰かの黒字です」

 簿記をやっていれば当たり前とのことですが、

 普通に考えれば当たり前です。

 

 お金の量を調整しているのは、お金を作る権限を持った組織です。

 日本のお金は誰が発行していますか?

 クイズみたいですが、実際に知らない人も多いと思いますが

 紙幣は日本銀行が発行していて、硬貨は日本政府が発行しています。

 

 政府は紙幣を発行できる経済主体であるか?という疑問が湧きましたが

 正確には、上記に述べたように日本銀行に紙幣の発行権限があります。

 

 ただ、庶民からすれば同じようなものですけど。

 

 さて、話を戻しますが

 最近、政府がプライマリーバランスをプラスにする、財政健全化をすると息巻いています。

 

「骨太方針2018」で、2025年度に国・地方を合わせたプライマリーバランスの黒字化を目指すという財政健全化目標を掲げています。

 

 プライマリーバランスをプラスにするとは?

 国債の発行に頼らずにその年の税収等で必要な支出を賄えている状態を意味します。

 

 となると、どうなるでしょう。

 政府が財政赤字を解消するということは

 つまり、家計、企業、海外のどこかが赤字になるのですが

 大体、政府の収入は税収なので

 お金を吸い上げられるのは、家計か企業です。

 海外には容易にバラマキしています。

 

 そうなんです。

 国債を発行せずに、PBをプラスにするには税収を上げるという発想になります。

 で、増税、増税、増税

 隙あれば増税

 スキャンダルの裏で増税

 ミサイルの裏で増税

 戦争を理由に増税

 少子高齢化を理由に増税

 裏金問題の上で増税

 

 

 それで、大事なことは

 経済成長の本質は負債の拡大であって

 資産の裏には負債があるのです。

 

 よって、

 政府の財政健全化は日本国民貧困化政策と同義な気がしてならないのです。

 なので、こういった方針も

 r > g に間接的に絡んでくるんじゃないかなと感じています。

 

 

 ちなみに、よくニュースでも見かけると思いますが

 日本人の手取り収入は右肩下がりです。

 

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 ここ20年の日本人の手取り収入の推移について、以下のように説明できます。

全体的な傾向

過去20年間で、日本人の手取り収入は減少傾向にあります。これは年収自体の停滞と、社会保険料や税金の負担増加が主な要因です。

具体的な変化

  • 年収の推移: 2000年頃は461万円程度だった平均年収が、2021年には443万円に減少しています。
  • 手取りの減少: 同じ400万円の年収で比較すると、2003年の手取りは約329.8万円だったのに対し、2023年では約311.7万円となっています。
  • 20年間での減少額: 上記の例では、同じ年収でも約18.2万円の手取り減少が見られます。

手取り減少の主な要因

  1. 社会保険料の増加:
  • 健康保険料と介護保険料: 2003年の9.09%から2023年には11.82%に上昇。
  • 厚生年金保険料: 2003年の13.58%から2023年には18.3%に上昇。
  1. 税金の負担増加:
  • 所得控除の縮小や廃止により、実質的な税負担が増加。
  1. 消費税の増税:
  • 1997年に3%から5%に、2014年に8%に、2019年に10%に引き上げられ、実質的な購買力が低下。

手取りの目安

現在の手取りの目安は以下のようになっています:

  • 年収400万円の場合: 300万円〜340万円程度。
  • 年収500万円の場合: 375万円〜425万円程度。

まとめ

ここ20年間で、日本人の手取り収入は実質的に減少しています。年収自体の停滞に加え、社会保険料や税金の負担増加が主な要因となっています。この傾向は、多くの人々の生活に影響を与えており、家計管理や将来の財務計画において重要な考慮事項となっています。

 

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 まあそういうことです。

 「誰かの赤字は誰かの黒字」

 「政府の黒字は、庶民の赤字」で成り立っているという見方ができます。

 こうして貧富の差が拡大していると感じています。

 

 バブル崩壊後、これだけの年月をかけて、国民の経済的基礎体力は削られてきました。

 世界のキャッシュディスペンサーとして未だに日本国民は馬車馬のように働かされています。

 今更、金利のある世界は実現できません。

 投資家の機嫌を見ながら金利を上げるかどうか判断している節もありそうですが

 そもそも日本経済の国民の体力がこれだけ瀕しているので

 まあ金利を上げるなんて無理だろう

 と、読んでいます。

 

 あとは経済界、金融・銀行界隈がどう圧力かけてくるかというところでしょうか

 

 そうやって、誰かの思惑を推理するのは楽しいですね。

 つまらないはずだったニュースも楽しくなます。

 

 以上、投資初心者の今日の勉強でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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