大暴落から何日か経過して相場も少し落ち着きを取り戻してきたのか、どうでしょうか。どちらかというと自分はどこで押し目買いをするべきか、というポジションをとっています。
一方で、、、
これから先の日本株が冴えないことを懸念して、上がったところで売って手放したいという勢力もあるかと思われます。
大暴落の後の一時的な上げのことを「デッド キャット バウンス」と言うようです。
「デッドキャットバウンス」とは、金融市場において、下落トレンドの途中で一時的に価格が上昇する現象を指します。この用語は、通常、全体的な下落傾向が続く中での短期的な反発を表現するために使われます。この反発は一時的なものであり、その後再び下落に転じることが一般的です。言葉の由来は、「どんなに高いところから落ちても、死んだ猫でも跳ね返る」という比喩から来ています。
このような言葉が存在するということは、似たような状況がいくつも繰り返されてきていると言うことです。とは言っても相場はもみ合いながらいずれは下がるか上がるかしかありませんから、結局はどちらかに動くしかないのですが、、、。
デッドキャットバウンスが特に危険とされる理由は以下の通りです。
- 誤った安心感: 投資家が一時的な価格上昇を市場の回復と誤解し、買い増しを行うことで、さらなる損失を被る可能性があります。短期的な反発を長期的なトレンドの変化と勘違いすることがリスクを増大させます。
- 損失の拡大: デッドキャットバウンスの後に再び価格が下落することが多いため、反発時に購入した資産が再度価値を失う可能性があります。これにより、投資家は追加の損失を被ることになります。
- 市場の不確実性: デッドキャットバウンスは市場の不確実性を反映しており、価格の変動が激しい状況であることを示しています。このような市場では、予測が難しく、リスクが高まります。
- 心理的影響: 投資家の心理に大きな影響を与え、感情的な取引を誘発する可能性があります。恐怖や欲望に基づく取引は、合理的な判断を妨げ、損失を拡大させることがあります。
これらの理由から、デッドキャットバウンスは投資家にとって注意が必要な現象とされています。
今後の相場が上がるか、下がるか?
日本株の急落を受けて、日銀が利上げを見送るような発言をしていました。それは0.25%へ上げてから追加で利上げしないという意味なのか、そもそも0.25%の利上げ自体を見送るのか、どちらとも取れない発言をしていましたが、おそらくは前者だと思われます。
四字熟語でいうところの「朝令暮改」ですね。
相場には常に上げるための材料(言い訳)と下げるための材料(言い訳)が用意されています。人々の心情を見ながらどちらに焦点を当てるかメディアは考えているのかもしれません。そして個人は自分にとって都合の良い材料を大きく見る傾向があります。
そのような人間の思考の癖を見抜きながら
引き続き、無欲に相場をしっかり監視していきましょう。
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