SNS界隈を散歩していると、今回の大暴落に関して、多くは資産を減らした人の嘆きのコメントが目につきます。中には儲かった人もいるようですが、、、。
さてこの原因はなんだったのか?
引き金はもちろんのこと、日銀利上げでしょうが、、、
直接の原因は異常なまでに膨らんだキャリートレードの破綻のようです。
はて?キャリートレードとは??
キャリートレード(Carry Trade)とは、低金利の通貨で資金を借り、その資金を使って高金利の通貨や資産に投資する取引手法のことです。この取引手法は、金利差によって利益を得ることを目的としています。
具体的には、以下のような手順で行われます:
- 低金利の通貨で資金を借りる:例えば、日本円(JPY)やスイスフラン(CHF)などの金利が低い通貨で資金を借り入れます。
- 高金利の通貨や資産に投資する:借りた資金を使って、高金利の通貨(例えばオーストラリアドル(AUD)やニュージーランドドル(NZD))や高金利の資産(例えば高利回りの債券や株式)に投資します。
- 金利差から利益を得る:投資先の高金利から得られる収益と借入れた低金利のコストの差額が利益となります。
この手法にはいくつかのリスクが伴います。例えば、為替レートの変動により予想外の損失が発生する可能性や、金利環境の変化によって金利差が縮小するリスクがあります。そのため、キャリートレードを行う際には、これらのリスクを十分に理解し、管理することが重要です。
だそうです。
つまり、「日本は利上げせんやろうから、金利の低い¥を借りて$とかで運用しとけば楽勝」と思っていた勢力が、日銀の利上げ発表により
金利差も縮小したし、為替も円高だし、ってことで今までより利益小さくなってきた。その上、FRBも9月には利下げするらしいし、この商売は手仕舞いにしよう。
となったとか、ならなかったとか。
このキャリートレードの規模が5000兆円もの規模になっていたとな。
で、どうしてそれが株価暴落になったのか?¥の借金を返すために日本株を売った?ということなんですかね。
財政政策、量的緩和政策、低金利政策により世界のマネーサプライは増加し、なんとも世界の金融は異常なまでに偏ったものになっていたかということですね。しかし、ちょこっと政策を一捻りするだけでここまで株価を動かすことができるとはなんとも驚きの世界です。
株を勉強して、少額から始めてみて思うのですが、世の中には右から左にお金を流すだけで儲かる方法があるもんですね。庶民の生活しか知らないとお金を産む方法・稼ぐ方法ってのは、
・労働に対する対価
・ものづくりをした、生産した品に対する対価
だと思うのですが。まあ随分と楽して儲ける仕組みをせっせせっせと人類は作り上げてきたものです。でもそこには儲かる人もいるけども、損する人もいるわけで。でも資金を持っている方が儲かるわけで、しかも意図的に市場を動かせるわけで、勝ち組のための出来レース感は否めないなぁと思い相場を傍観しています。
まあそれが世の中の仕組みってやつですよね。
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