本質を考える医師です。
宝くじは自分で買ったことありませんが、「もし1億円が当たったらどうする?」って誰もが考えたことがあるかと思います。
いきなり大金を得ると、かえって不幸になると言われたりします。
自分だったらどうするか?貯金する?
以前の自分ならそうしたかもしれませんが、投資の勉強をした今の自分なら、日本の高配当株にでも全額突っ込んでおこうかなーと思います。
高配当株に1億円を投資したら・・・
仮に、高配当株に1億円をいれて、配当が3.6%だとします。そうすると年間の360万円の配当所得を得ることができます。大体月30万円です。
高配当株からの収入が**月30万円(年360万円)**ある場合、それを給与所得に換算すると、税金や社会保険料を考慮する必要があります。
① 配当所得の税引き後の手取り
日本の上場株式の配当には、**20.315%(所得税15.315%+住民税5%)**の税金がかかります。
※総合課税・配当控除を考慮しない場合
税引き後の手取り
360万円 × (1 – 0.20315) = 約287万円
② 給与所得で同じ手取りを得るには?
給与所得は、所得税+住民税+社会保険料を引かれるため、額面給与がもっと必要になります。
手取りが287万円になる額面給与(年収)を試算
- 一般的な会社員の税率や社会保険料を考慮すると、年収約450万円〜480万円程度必要になる。
結論
高配当株で月30万円(年360万円)の収入は、
給与所得でいうと年収450万~480万円の価値に相当する。
③ 追加のメリット
- 給与と違い、労働せずに得られる収入(不労所得)である。
- 社会保険料がかからない(健康保険・年金の負担が不要)。
- 配当所得を総合課税で申告すると、所得によっては配当控除が適用され、税負担を下げられる可能性がある。
④ 追加の注意点
- 高配当株のリスク(業績悪化で減配の可能性あり)
- 投資資金が必要(年間360万円の配当を得るには、利回り4%なら9000万円必要)
それでも、給与所得と違って時間を自由に使える点は大きなメリットです。
お金を「活かす」方法
大金を手にした際にそれを「消費」してしまうと減ってく一方です。うまく「活かす」方法を常日頃から考えておくことが大事です。
自分のように保守的に高配当株を買うのは、かなり堅実で良い選択肢です。他にも、以下の方法を組み合わせると、よりリスク分散しながら資産を守りつつ増やせると思います。
① 資産を分散する
💰 高配当株 + 債券 + 現金 + 実物資産
- 高配当株だけでなく、一部は国債(特にインフレ連動債)や社債にも分散。
- 金や不動産、コモディティなど実物資産を持つとインフレ対策にも。
② 事業や投資で「自分に還元」
💡 自己投資 & 小規模ビジネス
- 教育・スキルアップ:投資・経営・心理学など、今後の人生に役立つ学びにお金を使う。
- 小規模ビジネスを始める:ブログ運営、コンテンツビジネス、農業関連など、自分が興味ある分野で副収入を作る。
③ FIRE(セミリタイア)を見据えた運用
🔥 「少し働く生活」を維持
- 1億円を4%ルール(年400万円生活)で運用し、半リタイア。
- 完全リタイアではなく、自分のペースで働くことで生きがいを維持。
④ 「本当に必要なもの」に投資
🌱 人生の質を上げる支出
- 農地を買う、自然体験できる施設を作るなど、教育や自己実現に繋がる投資。
- お金を「消費」ではなく、「未来の価値を生むもの」に使う。
結論
✅ 高配当株戦略 + 分散投資 + 自己投資 or 事業 + FIRE → 「お金に振り回されず、自分が納得できる使い方をする」のが大事ですね。
自分の価値観に合った方法で、大金を活かす方法を考えるのが一番だと思います!
まとめ
もし宝くじで「1億円が当たったら」と想像してみました。買わなきゃ当たらないですが、当たった時のことを考えておくのは悪いことじゃありません。
なぜなら、当たらなくてもその知識や考え方は普段から役にたつからです。
宝くじが当たらずとも、上手に家計管理をして生活余剰資金が貯まるようならば、貯金だけせずに「活かす」方法を取りいれてみるのもいいと思います。
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