本質を考える医師です。
「幸せとは何か?」と考えたとき、アドレナリン的な興奮ではなく、オキシトシン的な平穏こそが本質的な幸せ なのではないか考えています。
アドレナリンとオキシトシンに関してはこちらにも詳しく書いています↓
リンク👉 https://onorenoo.com/【生】幸せとは意思である/
アドレナリン的な幸せ vs. オキシトシン的な幸せ
🌀 アドレナリン的な幸せ(刺激の幸せ)
- 達成感、成功体験、快感、スリル
- 例:昇進、ギャンブルの勝利、大きな買い物、SNSの「いいね」
- 一時的に高揚するが、慣れると次の刺激を求める
- 欲望がエスカレートし、満たされにくい
🌿 オキシトシン的な幸せ(穏やかな幸せ)
- 安心感、愛情、つながり、静かな満足
- 例:家族との食事、自然の中での散歩、何気ない会話、静かに本を読む時間
- 慣れても欲望が膨らむことなく、深まるほどに満たされる
- 「もっともっと」ではなく、「今ここにあるもので十分」と感じられる
本当の幸せは「凪」の中にある
「凪(なぎ)」とは、海が穏やかで波が立たない状態のこと。多くの人が「幸せ=ワクワクすること」と考えがちですが、本当の幸せは、何も特別なことが起こらなくても満ち足りている状態 にあるのではないでしょうか。
🌱 「何も起こらない」ことの贅沢
- 朝、静かにお茶を飲む時間
- 夕焼けを見ながら深呼吸する瞬間
- 家族や大切な人と何気ない会話をする時間
- ふとしたときに「今、幸せだな」と感じる
幸せとは「今ここにあるものを噛み締めること」
「幸せは未来にあるのではなく、今この瞬間にある」と捉えられると、人生の見え方が変わります。何かを手に入れることで幸せになるのではなく、すでに持っているものの価値に気づくことが幸せ なのかもしれません。
それはまるで、刺激的なスパイスを求めるのではなく、「出汁の味をじっくり味わう」ような生き方 に似ている気がします。
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