" /> どんな仕事も尊いし、人は見た目によらない、けれども見た目は大事 | おのれの緒  〜い・しょく・じゅう〜 

【生】どんな仕事も尊いし、人は見た目によらない、けれども見た目は大事

’い’ 生きるヒント
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 本質を考える医師です。

 自分は、サロンのようなおしゃれな美容院とはあまり縁がなくて、いつもQB HOUSEさんを利用しています。

 予約も要らなくて、よほど混んでいなければ切りたい時に髪が切れる。サービスは最低限という印象を受けますが、別に髪さえ切ってもらえれば自分のニーズは十分に満たしてもらっているからです。

 先日、20時閉店・19時45分最終受付の店舗に19時40分頃に来店した時の話です。

店内には3人の美容師さん

 店内には3人の店員さんがいて、リーダーっぽい男性、推定40歳代後半サーファー風。30歳前後の女性。あと1人も30歳代の男性定員さんがいました。リーダーっぽい男性はロン毛で顔が疲れていて、目つきも怖く、無愛想でした。

 きっと、閉店間際にきた自分は歓迎されていないだろうなと恐縮しながら、この人に切ってもらうのはちょっと遠慮したいなぁと思っていました。自分の前に一人待ちびとあり、3人の定員さんはそれぞれお客さんの髪を切っています。

 さて、2番目に空く店員さんは誰か・・・

お次の方どうぞ

 「お次の方どうぞ」と声をかけてきたのは、ロン毛のちょっと無愛想なリーダー定員さん(リーダーかは知らんけど)。外れたかぁーと思いながら、席につきました。荷物を置いてメガネを外して、「今日はどうなさいますか?」

 いつも通りに「1ヶ月分切ってください、ツーブロックなので4mmでお願いします」と。ちょっと機嫌も悪そうだし少しドキドキしながら、まずはバリカンで4mm剃ってもらいました。いつもはそこでさっさと他の場所を切ってもらうのですが、「一度、メガネをして鏡でバリカンの範囲を確認されますか?」と聞かれ、(ん?こんなこと確認されたの始めてたぞ・・・おや?)と虚をつかれました。

 その後も、ことあるごとの確認が丁寧な感じでしたので、最初に無愛想だなとか、ハズレだとか思っていたのが申し訳なかったと自省しました。

とどめに

 無事、髪も切り終わり、そそくさ帰ろうとしているとその店員さんが名刺みたいな小さな紙に何かを書き書きしていました。「これどうぞ」と渡されたのは100円の割引券でした。

 割引券よりも先にその店員さんの手を見て少し胸が傷みました。出された割引券をもつ親指は、先ほど切ってもらった自分の短い髪の毛で汚れれている上に、湿疹ですごく荒れていました。

QB HOUSEの割引券 割引券がなくてもいきますけどね

 どんな仕事もその人にしかわからない苦労が隠れていて、自分はそのほんの僅か一面しか見ていないことに気づきました。もちろんサービス業などの人に接する仕事は清潔感などの見た目や振る舞いも大事ですが、見た目や第一印象がイマイチだからと言って決めつけてしまうのは良くないと反省しました。

 どんな仕事も尊いなぁと思いながら、自分も明日から頑張って徳をつんでいこうと思えた夜の出来事でした。どんなシーンにも学びはあるなぁと思いながら家路につきました。

 そして、このことを妻に報告したのでした・・・

 

 

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