" /> モヤモヤした話 | おのれの緒  〜い・しょく・じゅう〜 

【生】すごくモヤモヤした話

’い’ 生きるヒント

 

 本質を考える人です。

 

 自分の息子が通う幼稚園は、近くに畑を持っています。

 息子はその畑から野菜を収穫し、嬉しそうに持って帰ってきます。

 そして採れた野菜を妻が料理して家族みんなで美味しくいただきます。

 

 非常に素晴らしい食育体験だと感じています。

 近くにいくつか幼稚園がありますが

 このような体験も含めてこちらにお世話になって大変ありがたいなと感じています。

 

 その畑は、ひとりのおじいさんが一生懸命管理しています。

 そして、幼稚園の子どもが口にするものだから、と、できるだけ農薬を使わないようにしています。

 

 おじいさんは畑の近隣の住民の方にも、野菜のお裾分けをするなど気を使われているようでした。

 

 2、3年前にその畑の隣のアパートが建て壊されて

 いくつかの小さな建売住宅が建ちました。

 

 同じようにおじいさんはそこに住まわれている方々に野菜をお配りしていたようです。

 

 ある日、市役所を通して、その近隣住民の方が

 虫が発生するのが気持ち悪くて非常に迷惑している。

 と苦情を申し立ててきたようです。

 

 それを聞いたお爺さんはひどく落ち込んだようで

 その話が噂で耳に入ってきました。

 

 正直、ここ最近で一番モヤモヤしました。

 なんて自己中心的で

 器の小さな話なんだろうと

 

 仮に、虫1匹湧かないように、農薬を撒きまくったら?

 そのほうがよほど健康に悪いが?

 農薬だらけの野菜が子どもたちの口に入るのはどうだろうか

 他人の子供だから関係ない?

 

 自分達が畑の隣にあとから引っ越してきて

 最初から、自然に関わるちょっとしたこと(今回の虫の件)が起こるとは想像できなかった?

 

 なんだか

 一時が万事

 この苦情を申し立てた人の底が見えるというか

 その程度の人間なんだと思います

 

 こう言っちゃ悪いですけど

 そう言う人は、

 もうそれなりの人生で終わると思います

 自分のことだけというか

 感謝が足りないというか

 

 地球は自分のものでもないし

 人間のものでもない

 スズメバチとか害虫がいたら駆除をお願いしたいですが

 たかがちょっとした虫程度とはいえ

 ものすごく虫が嫌いな人もいるかもしれませんが

 そこはお互い様ではないのでしょうか?

 これっていくら騒いでも解決しないんじゃないですか?

 

 かく言う我々も隣が畑のため夏場は

 窓を開けると、照明の周りにびっしり小さい虫が集まってくるため

 窓開けられません・・・

 まあそんなもんですよね

 

 そんな貧しい心の日本人が増えたのか

 そんな教育や社会の風潮が作られてきたのか

 人類はどこに向かっているんだろうか考えさせられます

 

 自分の生活の敵はそんなところにいないですよ

 もっと大きな視点で、世の中を見れば

 そんなちっぽけなことどうでもいいと思えないのでしょうか

 

 本当に、隣人と争っている場合じゃないです

 日本人の視野が狭すぎやしないですか?

 話は大きくなりますが

 国民は馬鹿な方が管理しやすいという教育、政策の犠牲者なんでしょう

 

 そう思ったエピソードでした。

 

 

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