本質を考える医師です。
もうすぐで自宅が完成するのですが、みなさんは家に何を求めますか?
自分には明確な優先順位があります。
① 長持ちすること
② 快適であること
③ 予算内であること
④ オシャレであること
木造住宅は”木”🌲が大事だと思うのですが、
コストを重視して構造躯体である木🌲への知識と選択肢が疎かになっていると思います。
自分が買ってよかったもの(選んでよかったもの)は【桧の無垢材の柱】です。
人によって、注文住宅の何にお金をかけるか?は大事かもしれませんが
長持ちすること、快適であることを意識した時に、この選択は重要であったと思っています。
知ってて選ばないのか?
知らずに選べなかったのか?
大きな違いが出ると思います。
オシャレさばかり追求して、ハウスメーカーなどの餌食になっていませんか?
支払った金額に見合った価値が手元に残っていますか?
構造躯体の【木】ホワイトウッドの集成材とヒノキの無垢材
ホワイトウッドの集成材と檜(ひのき)の無垢材を木造住宅の構造材として比較すると、耐久性・強度・耐湿性・シロアリ対策の観点から、檜の無垢材の方が優れていると言えます。
ただし、コストや施工性を考慮すると、ホワイトウッドの集成材が採用されるケースもあります。それぞれの特徴を詳しく見ていきます。
ホワイトウッド集成材の特徴
メリット
- 価格が安い → 檜の無垢材よりも安価で、大量供給が可能。
- 加工しやすい → 軽く、扱いやすいため、工期が短縮しやすい。
- 強度が均一 → 集成材なので品質が安定し、ばらつきが少ない。
デメリット
- 耐久性が低い → 腐朽しやすく、湿気の多い環境では劣化が早い。
- シロアリに弱い → 樹種自体が害虫に弱く、防蟻処理が必要。
- 耐水性が低い → 水に弱く、湿気が多いと膨張・変形しやすい。
結論:ホワイトウッド集成材は…
✅ コスト重視の住宅向き
✅ 乾燥した地域や短期間で建て替える予定の住宅ならアリ
❌ 湿気やシロアリのリスクがある地域では不向き
檜の無垢材の特徴
メリット
- 耐久性が高い → 檜は高い抗菌・防腐・防虫効果があり、100年以上もつ。
- シロアリに強い → 精油成分(ヒノキチオールなど)がシロアリを寄せ付けにくい。
- 耐水性がある → 湿気の多い場所でも腐りにくい。
- 強度が経年で増す → 乾燥が進むとさらに強くなる性質がある。
デメリット
- 価格が高い → ホワイトウッドよりもコストがかかる。
- 施工の手間がかかる → 無垢材は乾燥や反りのリスクがあるため、扱いが難しい。
結論:檜の無垢材は…
✅ 長寿命の住宅向き(数十年~100年持たせたい家に最適)
✅ 湿気の多い地域でも安心
✅ メンテナンスを減らしたい人におすすめ
❌ 初期コストがかかる
総合比較(どちらが優れているか?)
比較項目 | ホワイトウッド集成材 | 檜の無垢材 |
---|---|---|
耐久性 | ❌ 低い(腐りやすい) | ✅ 高い(100年以上持つ) |
シロアリ耐性 | ❌ 弱い(要防蟻処理) | ✅ 強い(防蟻成分あり) |
耐水性 | ❌ 弱い(湿気で劣化) | ✅ 強い(湿気に強い) |
強度 | ◯ 均一で安定 | ✅ 長期的に強度増す |
コスト | ✅ 安い | ❌ 高い |
施工性 | ✅ 軽くて扱いやすい | ❌ 重くて施工に手間 |
メンテナンス | ❌ 定期的な防腐・防蟻処理が必要 | ✅ メンテナンス負担が少ない |
✅ 結論:檜の無垢材の方が構造材として優れている!
特に「耐久性・シロアリ耐性・耐水性」の点で圧倒的に檜が有利です。
どちらを選ぶべきか?
ホワイトウッド集成材が向いている場合
- 初期コストを抑えたい(建築コストを安く済ませたい人向け)
- 短期間で建て替える予定がある(30年以内にリフォーム・建て替えする場合)
- 乾燥した地域に住んでいる(湿気が少なければリスクが低くなる)
檜の無垢材が向いている場合
- 長く住む予定の家を建てたい(50年以上、子や孫の世代まで使いたい)
- 湿気の多い地域に住んでいる(防腐・耐水性がある)
- シロアリ被害を避けたい(檜なら被害が少なくなる)
まとめ
構造材としての性能だけを見るなら檜の無垢材が圧倒的に優秀です。
ホワイトウッドの集成材は安価で使いやすいですが、長期的な耐久性やメンテナンスの面でリスクがあります。
「コストを抑えたいならホワイトウッド、長持ちする家を建てたいなら檜」という基準で選ぶのがベストです。
つまり、集成材が良いですよ、という主張の裏には何があるのか?
本質的には集成材はハウスメーカーにとって良い材料ということだと勉強させてもらいました。
リンク👉 https://onorenoo.com/【住】買ってよかったもの ヒノキの柱/
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