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【住】家づくり 地盤改良編

’じゅう’ 住まい・暮らし

 土地選びの際に、地盤の質を最重要事項の一つに上げる方も多いと思います。災害時の水害ハザードマップと同様に、地盤自体の頑丈さも気になりますよね。

 地盤調査の後にどのような改良が必要か明確になると思いますが、地盤改良の費用も場合によっては予想外に高額になることもあるようですので、大体のあたりはつけておきたいところです。

 土地選びから始まる注文住宅では、やはり不動産会社の方と工務店さんの双方にうまく連絡をとってその地域の歴史的な背景(昔からの畑だった、埋立地だった、田んぼだった、とかどのように利用されてきた土地か)や周囲のボーリング調査の結果からどのような地盤であるかあらかじめ情報を収集しておくことが大事だと思います。

 我々のケースでは比較的、その土地に40年以上住宅が建てられており、もっと古い時代は農地として利用されていた土地でかつ台地でした。

 そのような背景からきっと地盤はしっかりしているであろうが、前の住宅に地下室があってそこを埋めたばかりのため地盤改良は必要であろうと言われていました。

 実際の地盤調査後は、その読み通りで、地下3m以下は粘土質の比較的しっかりした地盤のようでした。そのようなやりとりをしながら、不動産会社の方や工務店さんとの連携や信頼関係を含めていけるのかなと思いました。

 

 実際にはこんなスクリューを入れて、調査するみたいです。

 マシーンは意外と小ぶりで可愛い感じです。

 地盤調査後には「地盤解析判定書」をいただきました。実際に何箇所もサンプル調査していただいたそうで、しっかりと解析、判定してもらい感謝しています。以下は、その報告書の一部です。しっかりと改良が必要だと書かれています。

 

 

一般住宅用の地盤改良には、主に以下の3つの方法があります。

  1. 表層改良工法: この方法は、地表から約2メートルの深さまでの軟弱地盤を対象に、土にセメント系固化材を混ぜて地盤を強化します。比較的浅い地盤に適しており、施工が容易で費用も抑えられますが、地下水位が高い場所や急勾配の土地では施工が難しい場合があります[1][2][3].
  2. 柱状改良工法: 地中に円柱状の改良杭を作り、建物を支える方法です。軟弱地盤が地中2~8メートルの深さにある場合に適用されます。セメントと水を混ぜて地中に注入し、撹拌して固化させることで強固な柱を形成します。この方法は比較的費用がかからず、支持層に達しなくても施工可能な場合がありますが、特定の地盤では固化不良が起こる可能性があります[1][4][5].
  3. 小口径鋼管杭工法: 鋼管を地中に打ち込んで建物を支える方法で、深さ30メートルまでの地盤補強が可能です。施工期間が短く、狭小地や重機が入りにくい場所でも適用できるのが特徴です[1][4].

これらの工法は、地盤調査の結果や土地の条件に基づいて選ばれます。地盤調査は、地盤の強度や地下水位、周辺環境を考慮して行われ、適切な改良工法を決定するための重要なステップです[2][5].

Citations:
[1] https://sumaken.j-shield.co.jp/buy-house/request-ground-improvement-work.html
[2] https://www.athome.co.jp/contents/disasterprevention/checkpoints/soilstabilization/
[3] https://house.home4u.jp/contents/land-400
[4] https://www.housingstage.jp/topics/topics-67953
[5] https://r-house-nagoya.com/column/202305_02

  気になるのは自分の土地がどんな地盤改良が必要で、どれくらい費用がかかってくるか?とうい目安を知っておくことが大事だと思います。

 地盤改良工法の費用は、選択する工法によって異なります。以下に各工法の費用の目安を示します。

  1. 表層改良工法: この工法の費用は1坪あたり1~2万円程度です。例えば、延床面積30坪の住宅の場合、30~50万円程度が一般的な費用になります[2][3]。
  2. 柱状改良工法: この工法の費用は表層改良工法よりも高く、1坪あたり3~5万円程度となります。建物の面積が20坪の場合、約100万円がかかることが多いです[3][4]。
  3. 鋼管杭工法: この工法も柱状改良工法と同様に、1坪あたり3~5万円程度の費用がかかります。建物の面積が20坪の場合、約100万円が必要です[3]。

これらの費用は、地盤の状態や施工条件によって変動する可能性があるため、具体的な見積もりは地盤調査の結果をもとに行うことが重要です。

Citations:
[1] https://www.sekoukyujin-yumeshin.com/learn/22889/
[2] https://www.athome.co.jp/contents/disasterprevention/checkpoints/soilstabilization/
[3] https://2ndlabo.com/article/645/

 我々の土地は地盤調査の結果と、自分の要望とを合わせて、柱状改良工法を選択していただいたようです。

 

 

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