マイホーム建築中の大黒柱、財務担当、2児の父です。
厳かに地鎮祭を執り行い
その後、無事に地盤改良と堅牢な基礎を作ってもらい
次なるイベント、「上棟式」を執り行うことになりました。
基礎の完成から上棟式まで1ヶ月ほどかかりました。
工務店さん曰く、
雨などで水が染み込み基礎が固まるのを待つためのようです。
今は、住宅が工業化・商業化されているためできるだけ短い工期で建てるところが多いようですが
このように時間をかける必要がある工程があるようです。
みなさんも、近くの新築現場の基礎から上棟までの期間に注目してみてはどうでしょうか
現在、上棟式は行わないところも増えているようです。
普段は、主に寺社を建築や改修をされている工務店さんなので
こういった行事は大切にされています。
今後の作業の安全、大工さんへの感謝の気持ちを込めて
そして自分のフィロソフィーは「日本の伝統を大事にしたい」なので
是非、上棟式は行いたいと思っていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上棟式を行う主な目的は以下の通りです:
- 工事の安全祈願
上棟式は、これまでの工事が無事に進んだことへの感謝と、今後の工事の安全を祈願するために行われます。建物の基本構造が完成した重要な節目を祝う意味があります。 - 感謝の表明
施主が大工さんや職人さんたちに直接感謝を伝える機会となります。工事関係者の努力をねぎらい、感謝の気持ちを示すことができます。 - 親睦を深める
上棟式は、施主と工事を担当する大工さんや職人さん、工事関係者が交流する機会でもあります。これにより、施主側と大工側のコミュニケーションが促進され、今後の家づくりにおいて意見交換がしやすくなる効果が期待できます。 - 伝統的な儀式の継承
上棟式は日本の伝統的な儀式の一つであり、これを行うことで文化的な慣習を継承する意味合いもあります。 - 工事の節目を祝う
建物の骨組みが完成したという重要な段階を祝う機会として、上棟式が行われます。これは工事の進捗を確認し、次の段階へ向けての励みにもなります。
上棟式は必ずしも必要というわけではありませんが、これらの目的を達成するための有意義な機会として捉えられています。近年では、formal な儀式ではなく、より簡素化された形で感謝の気持ちを伝える方法を選択する人も増えています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
余談ですが、基礎の鉄筋は普通は複数人で組み立てることが多いようですが、
工務店さんがいつもお願いしている業者さんはこだわりがあって
一人の方が基礎の鉄筋の組み立てをしているようです。
注文住宅で対して大きくないからかな、とも質問したのですが
寺社などの大きな建築でも一人で何日もかけて鉄筋を組み立てされるようです。
見えないところ、見えなくなるところですが手を抜かない
「神は細部に宿る」
工法の伝統も大事ですが
日本のものつくりの精神の伝統がもっと大事だと感じています。
素敵なこだわりだなと思います。
そのような仕事をされる方々とご縁があって本当に感謝感謝です。
そして自分もそんな気持ちの循環を仕事に活かすことを意識しています。
上棟式をやるか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
コメント