本質を考える医師です
結婚における幸せとは?価値観と尊敬の重要性
先日、後輩に「結婚って幸せですか?」と質問されました。返答としてまず思い浮かんだのは、「相手による」という言葉です。しかし、これは相手だけに依存するものではなく、自分もまた「相手による」の対象であるのだと思います。つまり、双方が協力し合いながら人生を助け合うことが結婚の本質だと感じます。
価値観の一致と違いを埋める努力
結婚生活を続けていく中で、重要になってくるのは価値観です。当たり前だと思うかもしれませんが、それではそれを具体的に言語化して、さらに実行できていますか。言うは易し、行うは難し。
大事な価値観の大きな2つは
お金の使い方、時間の使い方
それに付随して
食や健康への態度、そしてもし子供がいるなら教育方針。
このように、人生の大半はこれらの要素によって成り立っています。
もちろん、現実には価値観が完全に一致することはほとんどありません。
そこに多少の差は必ずあるもので、その差が許容範囲内であるのか、これから縮めていける可能性があるのか?が大事であると思います。
なぜなら、価値観の違いはお互いの知識量や経験の差によって生まれることも多いからです。互いに話し合い、知識の差を埋めていく努力ができるかどうかが、結婚生活の質を左右するのだと思います。
信頼と学び合いの姿勢
この努力を実現するためには、相手の意見を素直に聞ける性格かどうか、または相手が信用に値する人であるかどうかが大事です。知識や考えを共有し合うことは、お互いに尊敬し合う姿勢がなければ成立しません。
さらに、もしお互いに知識が不足しているとしたら、残念ながらいわゆる「社会からカモにされる家族」になってしまう可能性もあります。つまり、人生のリスク管理としても、結婚する前の段階からしっかりと学び、世の中の仕組みを理解しておくことは大切です。しかし、それだけにとらわれてしまうと、人生の面白さを見失ってしまう可能性もあるため、バランスが必要です。
波瀾万丈な人生も、また死ぬ間際には学びの多い人生だったと思えるかもしれません。
尊敬と尊重の違い
結婚生活で重要なのは、相手を尊重することはもちろんですが、それ以上に「尊敬できるかどうか」だと思います。尊重は大前提として必要なものですが、尊敬できる相手であることで、お互いに成長し合える関係を築くことができるのです。
良きパートナーを見つけるために
結婚生活を幸せなものにするためには、価値観や知識の差を理解し、補い合う努力が欠かせません。そして何よりも、お互いに尊敬できることが最も大事な要素であると感じています。そのような人生の良きパートナーを見つけることが、幸せな結婚の鍵なのかもしれません。
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